Slider

和のご本

『神様にほめられる生き方』幻冬舎  春日大社元権宮司、岡本彰夫著

  『万葉集』の第一巻の巻頭の歌に雄略天皇の求愛のお歌があります。 その中で天皇は、丘で若菜を摘む娘に「われにこそは 告(な)らめ 家をも名をも(私にだけ名前を教えてください)」とおっしゃる場面があります。 古代、名を告げるということは、相手に対して身も心も捧げることを意味しました。 名前には魂がこめられているのでその名を告げると、告げた人間のものになる。 ですから、いにしえの女性たちは、夫にしか名前を教えないものでした。 ゆえに平安時代の女性たちの本名は、わからないことがほとんどです。 紫式部や清少納言というのも、実は宮中の女官(女房)としての源氏名であり本名はわ...

大切にしたい にほんのたしなみ 広田千悦子著

  「たしなみ」という言葉には、いくつもの意味があります。 一つは、「普段の心がけのこと」。 たとえば、女性のたしなみなどと使います。 あるいは、「慎み深くすること」。 または何かについての「心得」。 そして、お酒をたしなむ、お茶をたしなむなど、「好み」や「趣味」について言う場合もあります。 この本で紹介しているのは、食・衣・住・心と四つの場にまつわる「たしなみ」ですが、この言葉に含まれるさまざまな要素がまじり合う内容になりました。 知っておくと便利だったり、何気ない日々がもっと楽しくなる、普段の暮らしに息づく工夫や知恵。 これらを見つめなおしていると、自然と浮...

わが心のジェニファ  浅田次郎著

ニューヨークに暮らすラリーは、一念発起して恋人のジェニファーにプロポーズ。ところが彼女は思わぬ条件を出してきた。「プロポーズの前に日本を見てきてほしいの。休暇をとって。ひとりでゆっくりと」──大の日本びいきである彼女からこう言われたのでは仕方ない。有給休暇もたまっていたし、彼女との理解を深めるためにもちょうどいいと、ラリーは二つ返事。ただ心配なのは、ラリーを育ててくれた元海軍提督の祖父の言葉だ。祖父は日本を目の敵にし、ラリーが幼い頃から「ジャップみたいな真似をするな」と叱っていた。さて極東の島国でラリーを待ち受けていたものは……? 浅田次郎氏が、初めて日本にやってきたラリーの日本滞在を描く...

きものという農業 著:中谷比佐子

  きものは素晴らしい、と誰もがいう。 しかしその陰にある、土地の気持ち、それを管理する人たちの姿、蚕の気持ちなどなど、自然と融合しながら、生きていこうとしている人たちのことを理解することが必要で、それによってきものと私たちはもっと寄りそえるのではないかと思う。 きものは農業から成り立っている、と私は心底思っている。 農業は天と地の動きや質を理解しないと、やっていけない。 きものも天と地から戴いた色や文様を描いてきた。 天と地の間に人間がいる。 そしてはじめて、「天・地・人」という三位一体が成り立つ。 人は、天と地からの贈りものを上手に生かして生きている。 きも...

太陽と月の結び 著:相川七瀬さん

  神様の姿は形として見えません。 でも、神様の気配を、風や雨、自然のざわめきになぞらえて感じることができます。 神様のくれる奇跡はその出会いから始まります。 日本の神様を訪ねて旅する「結び」シリーズも、これで三冊目となりました。 私が日本という国にこれほど惹かれ、旅をしているのは、自然と共に生きるという精神にどこまでも感動するからです。 とってもわかりやすく、相川さんが感じるままに神社と神様を綴った本。 三冊目です。 信じてますか神様を。           ...

心の荷物をおろす場所 皆見元久さん著

  我欲に生きるのではなく、他力を認め、感謝して、自力を上げる。 今、一番必要なこは「感謝の心」   丹生川上神社下社 皆見宮司のご本です。   よく神社をご参拝の方に、こんな質問をします。 何故、日本には神社が多いのか?なぜ、八百万の神なのか? 多くの信仰が、なぜ存在するのか。 その答えは日本人は生きる本質として、感謝の対象を探してきたからです。 不平不満の対象を探せば、心の荷物はどんどん重くなり生き辛く、逆に感謝の対象を探せば、心の荷物がおりて自力が上がることを悟っていたのです。 (中略) どの時代にも共通するのは、何ごとにも「感謝...

正しい日本語の使い方  枻(えい)出版 

  コンビニの書店で「ふと」目に入った一冊。 自分でもとても気になっていた、日本語。 正しく使えてるのだろうか?   日本は世界の数多くある言語の中でも、とくに美しい言葉を持っているのです。 こまやかな気配りが感じられる敬語。 漢字やことわざ・慣用句・四字熟語の豊かな世界。 四季のある国ならではの、色とりどりの言葉。 千年のときをこえて受け継がれてきた”古典”。 正しい日本語は品格ある言葉です。 品格ある言葉とは、思いやりのある言葉を使える、敬語を正しく使い分けている、専門用語を多用しない、年齢や立場...

神さま・ご先祖様に感謝しよう (にほんよいくに 絵本より)

  朝、「おはよう。」って、起きたら、おうちの神棚の前に、みんな集合。 神さまにお参りしよう。 ほかほかのご飯をあげて。 お水も、お供え。 「パン、パン」って手をたたく。 お父さんと、お母さんと、さあ、一緒に「神さま、ありがと。今日も宜しくお願いします。」って言いましょう。 その後、みんなも朝ごはんを、「いただきます。」   日本人が世界に誇るすばらしい生き方はいろいろありますが、その中で一番大きいことは共生です。 共生とは自然のすべてのものと一緒に生きようという、日本人独特の自然観ですが、自然だけでなく目に見えない神さまや祖先とも一緒に生きようとし...

「おまつり」 にほんよいくに・絵本より

  日本は外国の物質文明が入ってきて、たくさんの物に囲まれ生活は豊かになりました。 しかし長い歴史の中で培われ、祖先が伝えてきた日本の文化は、だんだん消えつつあります。 ところで、いろいろな伝統文化のうち多くが、特に神社のお祭りとして残っています。 それは、日本独自のもの以外にも、外国から入ってきた芸能があり、もとの国では滅びてしまったものの、日本では連綿と伝えられたものたちです。 ですが、今日は、お祭りだけでなく日本文化全体への関心が薄くなっており、とても残念です。   「じんじゃでは、いろいろなおまつりをします。 神さまに、あさごはんや、ばんごはんを...

人間の五感 にほんよいくに(絵本)より

  すてきなしぜんのすがた、そのなかにいらっしゃる、神さまを、かんじよう。 「め」、きれいなけしきを、みる。 「みみ」、とりや、むしの、こえをきく。 「はな」、花の、いいかおりをかぐ。 「て」、つちや、しょくぶつに、さわってみる。 「した」、たべものを、あじわう。 これを、ごかん、といいます。 からだ、ぜんたいで、いろいろなものを、かんじてしろう。 しぜんのすばらしさが、わかると、その力が、からだのなかに、つたわって、みんなを、げんきにしてくれるんだよ。 それも、神さまのおめぐみなんだ。   人間は、目でものを見る視覚、耳で音を聞く聴覚、鼻で匂い...

鎮守の森 「にほんよいくに」より

  春日大社の、うしろにひろがる、かすがやま。 ここは神さまのやまだから、ずっとながいあいだ、人が、やまにのぼりませんでした。 いろんなしゅるいの木が、おもいおもいに、はっぱをひろげています。 おおきな木も、ちいさな木もあって、とおくからみると、もこもこっとしたかたち。 やまには、しか、いのしし、むささび、とりや、むしも、たくさんくらしています。 きっと、やまにくらすいきものたちは、すぐしたにひろがる、にんげんたちのまちを、おもしろそうに、みているだろう。   昔から日本人は、いろいろなところに神様をお祀りし、神社を創ってきましたが、それは、便利な場所だ...

しぜんの声をきいてみよう (「にほんよいくに」の絵本より)

    かぜのおとは、なんていってるの? とりはおしゃべりに、むちゅうだね。 もりの木が、なにか、ささやいている。 うみのなみも、くりかえし、くりかえし、わらい声が、とまらない。 ほら、しずかに。 しずかに、みみをすませて、しぜんの声をきこう。 だいがっしょうしているのが、きこえるでしょう? 「みんなで、いっしょに歌おうよ。」って、さそっているよ。 ねえ、どんな歌か、わかるかな? それは、「みんな、せいいっぱい生きている。」っていう歌を、いろんな声で歌っているんだ。 こうえんや、のはらや、やま、かわ、うみにいる、たくさんのいきものたちに、あいにい...
Translate »