和の心 | 和の素敵
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和の心

「人間は考える葦である」 人間とは弱いものなのに。

  人間は考える葦である  こんにちは。先日、七十二候の「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」を書いて、「葦」といえばパスカルって。そう、「人間は考える葦である」です。なんで葦なんでしょうね?  パスカルの有名な言葉  「人間は考える葦である」という言葉は、フランスの17世紀の思想家・数学者であったブレーズ・パスカルの著書「パンセ」にある言葉です。人間は一本の葦であり、自然のうちでもっとも弱いものにすぎない。しかし、それは考える葦である。人間とは孤独で弱い生き物だが...

諸悪莫作、衆善奉行(しょあくまくさ、しゅぜんぶぎょう)

   当たり前のことほど、難しい  こんにちは。知っているけれどもできない。知っているとできるは別。何かを学び、何かを極めていく際に、できない人が発する言葉があります。「そんなことは知っています。」です。  諸悪莫作、衆善奉行(しょあくまくさ、しゅぜんぶぎょう)  諸悪莫作、衆善奉行(しょあくまくさ、しゅぜんぶぎょう)。千利休が弟子の一人と話しをしていた時に、笑嶺和尚(しょうれいおしょう)が引用した言葉です。弟子が訪ねました。「茶の湯で心得ておく最も大切なことはなにか...

平常心是道(びょうじょうしんぜどう)

  平常心是道  こんにちは。春は鳥たちが子育てをする季節。鳥たちは春から夏、生後十日から三週間のとても短い期間で巣立ちます。ヒナが巣立つと親鳥は再び卵を産むというサイクルを繰り返します。鳥たちは何を考えて日々過ごしているのでしょうね。当たり前のことを繰り返し繰り返し、過ごしているのでしょうね。  人生に近道なし  平常心とは、当たり前のことの積み重ねという意味です。道を極めるというのは、特別なことを頭で考えてウルトラCを取得するということではない、と言っています。 ...

漆器と茶の湯と懐石料理 至極の時間

  「櫻花の宴&横内ゼミ in 京都(浄住寺)」 漆器を豊かに生かす「光悦塾光琳会」主催  漆のパワーを最大限に生かし、日本伝統の技術で作られた「丈夫で美しい漆器」は、幸せな未来をつくる尊い「日本の財産」です。豊かな心と感性を育み、全ての命と美しい自然を守る、21世紀にふさわしい暮らしの文化です。この漆器を豊かに生かし、広めます(光悦塾光琳会 設立趣旨より) こんにちは。私の大好きな高橋さんが主宰する「漆器で日本を豊かにする「光琳会」」が、昨日、浄住寺で素敵な催しを開いてくださいました。...

女子大生8人の6日間⑤ 今日は松久宗琳佛所で仏さまのお話し

  今日は松久宗琳佛所で仏さまのお話し 女子大生8人の6日間⑤ 他では体験できない特別文化研修   松久宗琳佛所  今日は仏像彫刻の松久宗琳佛所にお邪魔しました。仏さまのお話し、分かるかな。 松久宗琳佛所は、昭和三七年(1962)、松久朋琳と宗琳により、「京都仏像彫刻研究所」として発足されました。仏像彫刻、仏画、截金、それぞれの分野での後継者の育成と、集団による多様な仏像制作をされていらっしゃいます。この工房において造立された仏像は、全国各地の寺院に納まり、礼拝されています。また、...

「無」とは②  無の追求で精神的な満足を得られます

  「無」は「舞」と同じ?  こんにちは。昨日に続いて、今日も「無」のお話しです。「無」とっても難しいことですね。いつも困ったり悩んだら、「どうしてこの字はできたのだろうか」と白川静先生の世界に探しに行きます。「無」、この漢字を見て、あれ似ている漢字があるなと思いませんか。そう「舞」です。文字だけではありません。礼儀にはずれたことを「無礼」といいますが、この場合のように「無」は「舞」と同じ「ぶ」とも読むます。「無」は人が衣の袖に飾りをつけ、その袖をひるがえして舞う人の姿を表しています。 ...

天上天下唯我独尊  花まつりの日

   花まつり  こんにちは。明日、4月8日は「花まつり」お釈迦さまの生誕をお祝いする日。浄住寺でも、ご近所の皆さんが境内のお花で晴れやかにお釈迦さまを飾る花御堂を作ってくださいました。もちろん、甘茶の用意も。 お釈迦さまが生まれたとき、誕生を祝った龍が清らかな水を降り注がせ、それを産湯にしたといいます。  天上天下唯我独尊   お釈迦さまが生まれたとき、七歩あるいて、右手で天を指し、左手で地を指し 「天上天下唯我独尊」...

女子大生8人の6日間② 「木工芸 人間国宝の村山明さん」

  女子大生8人の6日間 他では体験できない特別文化研修 初日 「木工芸 人間国宝の村山明さん」  日本では古来、四季折々にさまざまな樹木が育てられています。その恩恵を受けて、多様な木工芸の技法が生まれました。なかでも、木を刳(く)りぬいて工芸品を作る技法を「刳物」(くりもの)といいます。この技法を継承する第一人者が、木工芸家の村山明氏です。 村山氏は、人間国宝の黒田辰秋が師。江戸期の洗練された趣味を練磨した技術で表す近代の木工芸界で、黒田辰秋は民芸運動の洗礼を受け、朝鮮の「無作為の美」に影響...

「明け方」も「夕暮れ」も曖昧。でも、そこに美しさがあります。

   曖昧って、悪い意味?  こんにちは。三月の終わり、秋に渡ってきた雁やハクチョウは北へ帰っていきます。雁は日本に渡ってくる時、海で羽を休めるために、木片を加えてやってきて、帰る時、またそれを持って帰るというウワサ。春の浜辺に、残された木片があったら、それは、冬のあいだに死んでしまった雁のものなのだとか。かりがね茶の「雁が音」は、雁が渡ってくるとき持ってくる木片に、形が似てることからつけられた名前。おいしい棒茶です。 さて、今日は「曖昧」とは?  あ...

なるほど、だから日本人はお花見が好きなんだ!!

  なるほど、だから日本人はお花見が好きなんだ!!  こんにちは。小春日和の今日、桜は気持ちよさそう。春はさまざまな花が咲き乱れる季節ですが、その中でも桜は特別。いつお花見しようかウキウキそわそわしてしまいます。世界的に見ても桜でお花見をするのは日本だけとか。わずか1週間ほどで、はかなく散っていく潔さを美しいと感じるのは日本人ならではの感覚のように思います。  お花見は、平安貴族の遊びから  お花見は、古くは平安時代の貴族が桜を見ながら歌を詠んだり蹴鞠をした行事が始まり。 ...

「文化と文明をめぐって」 叔父の教え5 

  「文化と文明をめぐって」  春 潮「しゅんちょう}  春の海のゆったりとした潮の動き、暖かそうな水の様子。草花や木々の成長が春を教えるように、海の近くで暮らす人たちは、潮の色が淡い藍色になることで、春の訪れを感じるそうです。与謝野蕪村の有名な句に「春の海 終日のたり のたりかな」とあるように、春彼岸の頃は一年で最も潮の満ち引きが大きくなり、その大らかな潮の様子が、のどかな春の景色をつくり出します。文明に追われるのではなく、このように、自然の中で「終日のたり」とのんびりしたい春の日ですね。 さて、文化...

正座は、昔から正しい座り方なの?

(宮川 春汀 当世風俗通 茶乃湯)  お彼岸、仏壇の前では正座  こんにちは。春分の日の先日は、お彼岸。彼岸は、節分や八十八夜と同じく雑節の一つ。雑節は五節句や二十四節季といった季節の基準点のすき間を補う暦日です。仏壇を掃除して(仏壇ありますか)お供えをし、お墓参りをしてご先祖さまを供養するならわしがあります。 仏壇の前に座るとき、正座します。正座だけでなく、いろいろな「今のあたりまえ」、いつも「いつから、あたりまえなの?」って思う私。さあ、今日はその正座について、昔からあたり...

「三方よし」の精神がおもてなしに通じます

  木の芽雨  こんにちは。先日までの長雨、早春の雨。木々の芽が出る頃に振る恵みの雨ですね。春の暖かい雨に促されて、木々の芽が張ることを美しく表現しています。同じ雨を徳島県のある地方では「木の芽おこし」「木の芽もやし」とよんでいたとか。春先の気象を表す言葉には、「木の芽風」「木の芽晴れ」なども。「木の芽冷え」は、寒暖を繰り返す中での、この時期特有の冷え込みをいいます。暖かくなってきて、雨が降って、木の芽も喜んでいます。「三方よし」ですね。今日は、「三方よし」、日本人の心についてです。 ...
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