Slider

和の心

「生きる」とは。

  私が尊敬する白山先生の皇學館大学退任記念に書かれた「神道論集」。 今の時代だからこそ、多くの方に読んでいただきたい「和のこころ」が全編にわたって書かれています。 今日はその中の一つ「生きる」とはです。   神道は「生きる」ということと深く関わっている。 「清らかに」とか「感謝して」とか「正直に」ということが、神道の目標として掲げられるのは、これらが、生きるための課題であるからである。 伊勢神道の教えである「正直者のこうべに神宿る」という説も、現実に生きていて神が宿るのであって、死後、神が宿るのではない。 おてんとう様が空の上から見ておられ、現実に生き...

日本の文化とは「心を分かち合う」文化

  日本に来て50年、元ニューヨーク・タイムズ東京支局長のヘンリー・S・ストークスさんの著書「英国人記者が見た 世界に比類なき日本文化」の中より、2回目です。   日本人が寡黙なのは、日本社会においては、自己主張する必要がないからなのだ。 私は国際人という言葉を、嫌っている。 そろって、軽薄だからだ。 国際人を気取る日本人が、「日本人が黙って意味もなく微笑むのは、外国人から見ると気持ちが悪いからやめるべきだ」というのを、聞いたことがある。 理由もなく微笑むのは、恥ずかしいことだというのだ。 日本人であるくせに、日本が洗練された和の文化であるから、笑みを絶...

「和」の「心」こそ、日本の最大の長所

  日本に来て50年、元ニューヨーク・タイムズ東京支局長のヘンリー・S・ストークスさんの著書「英国人記者が見た 世界に比類なき日本文化」の中より。   文化が、ある国や民族が培った固有な精神生活から発するものであるのに対して、文明は、より便利な道具や手法を使うことによって、民族や、国や、地域を越えて、世界に広がってゆくものである。 日本は数千年以上もの長きにわたって、独自の文化を育ててきた。 日本文化のあり方には、これから世界が学ぶべきところが、大いにある。 西洋に限らず、人類が戦争のない平和な世界を構築して、共存してゆくために、世界は日本のさまざまな長所を...

「足るを知る」忘れた日本へ 2

  先日に続いて。(先日のお話し・http://wanosuteki.jp/post_14358)   茶道を通じて「日本の心」を世界に伝えてきた。 茶道裏千家の千玄室前家元は93歳となったいま、この国の行く末が心配でならない。 日本人が日本人らしさを見失っていると思う。 集大成のメッセージを新著「日本人の心、伝えます」(幻冬舎)に込められました。   先の大戦で、海軍の航空隊に入り、特攻隊員として”死の淵”を覗いた。 多くの仲間を亡くし、自分だけが生き残ったという罪の意識がずっと消えなかった。 悲惨な戦争を二度と起こしてはならない。 だ...

「足るを知る」忘れた日本へ 1

  茶道を通じて「日本の心」を世界に伝えてきた。 茶道裏千家の千玄室前家元は93歳となったいま、この国の行く末が心配でならない。 日本人が日本人らしさを見失っていると思う。 集大成のメッセージを新著「日本人の心、伝えます」(幻冬舎)に込められました。   「おかげさまで戦後、生き残ってもう71年になります。私が言い残しておきたいことを「遺言書」のつもりで書きました。 戦後、日本は高度経済成長を成し遂げ、モノやカネ、情報があふれる世界屈指の「豊かな社会」を築き上げた。 だが、ぜいたくに慣れ過ぎ、日本人が古来大切にしてきた「足るを知る」精神や感謝の心はどこか...

「和」でつくられた日本人の心

  英国人記者、ヘンリー・S・ストークス氏と加瀬英明氏の共著、「世界に比類なき日本文化」より。   ストークス氏は、日本が世界でただ一国、和の社会を形成しており、日本語の和や、心という言葉を、そのまま英語や、外国語に訳することができないと、説いている。 日本人の心が和によってつくられ、心が和をつくってきた。 私たちが日常、当たり前のことだと思っている和は、日本だけに独特なものである。 私たちが海外に出て、レスストランや食堂に入ると、アメリカでもヨーロッパでも、中国、韓国でも同じことだが、日本とちがって、客がみな大声で話しているために、たじろいでしまうものだ。...

朝がた・夕がた 自然を大切に

  西洋の考え方では、物事は白か黒かはっきりと区別され、論理的な物言いや意見を堂々と述べることが重要です。 そこで意見をあまり言わない日本人は、国際的な場面で何を考えているのか分からない、しっかり意見を述べるべきとしてきされるのです。 たしかに、すべてを対立の関係でとらえれば、分かりやすいように思いますが、自然の世界は何でも割り切れるようには、なっていません。 そして日本人はもともと、物事をはっきり分けてしまわないで、昼から夜になると夕方とか、夜が明けて昼になっていく朝方というような曖昧なところに、真実の世界を見出すという独特の考えを持っていました。 元旦の初日の出や、...

大切なのは心  端午の節供の日に

  今日は端午の節供、「端」は物のはし、つまり「始り」という意味です。 改めて和の心、始まりの意味も込めてご挨拶申し上げます。   今まで、多くの皆さまがたのお力添いの中、和の素敵の名で三年半進めてまいりました。 当初、まだまだ和のことを知らない私、とにかく見て、聞いて、行ってみて、素敵な和のこといっぱい知りたくて知りたくて。 その過程で学んだことをこのサイトに書かしていただいてきました。 もちろんまだまだ学ぶことばかりですが、学べば学ぶほど感じることがありました。 それは、それぞれの学びの中で型はもちろん大切ですが、もっと大切なもの、「心」がたくさんあ...

にほんよいくに③ 著:葉室頼昭

  叔父の「にほんよいくに」第三巻が発刊されました。 今回は神社のおまつりです。 神社には一年中たくさんのおまつりがあります。 なぜなら、ずっと昔は、神社のおまつりが、そのまま毎日の生活にむすびついていたからです。 みなさまの普段の生活のなかにも、神社とそっくりなところがたくさんあります。 目に見えない真実の世界がうけつがれているからです。   さあ、神社の事、神様の事、感謝の心、学びがいっぱいです。     ...

一木一草に神様がやどる <和の心>

  叔父の絵本「にほんよいくに」の第三巻が発刊されました。 今回は神社のおまつりです。 その中の一つ「一木一草に神様がやどる」です。   はるか昔の日本人の祖先たちは、自然環境に恵まれた日本列島に住み続けるうちに、自然と共生しようという独特の生き方を見つけてきました。 小さな草や木にも、あらゆる生き物や、人の力の及ばないような大きな岩や山にも、すべてのものに神様がおられるという考え方です。 周りにあるそういう自然のおかげで生かせれているという、すばらしい生き方を身につけてきたのだと思います。 たとえば朝、お日様が上がると太陽を拝み、今日一日が無事に生活で...

感謝すべきものに気づいたら  

  武田数宏さんの「伊勢の杜にようこそ」より 伊勢の神宮のご遷宮前の参拝者数は八百万人だったのが、遷宮後は千四百万人を超えたと発表がありました。 この参拝者の数は、神宮の入り口付近で守衛の方が数字カウンターで一人ひとりカウントし集計したものですから、誤差の無い統計数だと思われます。 二十年に一度行われる式年遷宮のお祭りが行われている事を知っている人は多くはありません。 特に戦後の世代は、神宮のお祭りについて知りません。 また、日本のことについても知りません。 二月十一日がどうして建国記念日なのか、いつ日の丸が日本の国旗に決まったのか、国歌・君が代の意味は・・・。 ...

先人たちは「お天道さんが見ているから」と自分自身をいさめてきました。

  私が大変お世話になっている、修養団理事で伊勢青少年研修センター所長の武田数宏さんが、素敵な本を出版されました。 「伊勢の杜にようこそ」(きれい・ねっと出版) 今の私たちにとっても大切な事がたくさん語られています。 今日は、まえがきからご案内を。   最近、「誰も見てないと思うなよ、お天道さんが見ているから」という言葉がとても気になります。 私たちが社会の中で生きていくための大切な根っこにしなくてはならない言葉だと思うからです。 私たち身近に起こる事柄は、すべてが自分へのメッセージです。 そこから何をどう汲み取れるかが、より良く生きるための大切なヒン...

和の心 「神さまの声」

  にほんよいくに② 元春日大社宮司葉室頼昭著より   春日の森に、「ささやきのこみち」っていう、神さまの声が、聞こえるところがあるんだよ。 森に行って、だまって、耳をすましてみよう。 人の声のほかに、なにか聞こえる? お口はとじたまま、よくよく、聞いてみて。 シーン、シーン、とした中で、どこからか聞こえるのは、虫の声?鳥の声?森の声? 知っているかい?森の声はいつも同じじゃないんだよ。 朝と夜ではちがっているし、きせつごとに、かわっている。 じっと聞いてみないと、わからない、みんなに話しかける声。 ほら、森が、いろいろしゃべっているのが聞こえない...
Translate »