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和の心

「足るを知る」忘れた日本へ 1

  茶道を通じて「日本の心」を世界に伝えてきた。 茶道裏千家の千玄室前家元は93歳となったいま、この国の行く末が心配でならない。 日本人が日本人らしさを見失っていると思う。 集大成のメッセージを新著「日本人の心、伝えます」(幻冬舎)に込められました。   「おかげさまで戦後、生き残ってもう71年になります。私が言い残しておきたいことを「遺言書」のつもりで書きました。 戦後、日本は高度経済成長を成し遂げ、モノやカネ、情報があふれる世界屈指の「豊かな社会」を築き上げた。 だが、ぜいたくに慣れ過ぎ、日本人が古来大切にしてきた「足るを知る」精神や感謝の心はどこか...

「和」でつくられた日本人の心

  英国人記者、ヘンリー・S・ストークス氏と加瀬英明氏の共著、「世界に比類なき日本文化」より。   ストークス氏は、日本が世界でただ一国、和の社会を形成しており、日本語の和や、心という言葉を、そのまま英語や、外国語に訳することができないと、説いている。 日本人の心が和によってつくられ、心が和をつくってきた。 私たちが日常、当たり前のことだと思っている和は、日本だけに独特なものである。 私たちが海外に出て、レスストランや食堂に入ると、アメリカでもヨーロッパでも、中国、韓国でも同じことだが、日本とちがって、客がみな大声で話しているために、たじろいでしまうものだ。...

朝がた・夕がた 自然を大切に

  西洋の考え方では、物事は白か黒かはっきりと区別され、論理的な物言いや意見を堂々と述べることが重要です。 そこで意見をあまり言わない日本人は、国際的な場面で何を考えているのか分からない、しっかり意見を述べるべきとしてきされるのです。 たしかに、すべてを対立の関係でとらえれば、分かりやすいように思いますが、自然の世界は何でも割り切れるようには、なっていません。 そして日本人はもともと、物事をはっきり分けてしまわないで、昼から夜になると夕方とか、夜が明けて昼になっていく朝方というような曖昧なところに、真実の世界を見出すという独特の考えを持っていました。 元旦の初日の出や、...

大切なのは心  端午の節供の日に

  今日は端午の節供、「端」は物のはし、つまり「始り」という意味です。 改めて和の心、始まりの意味も込めてご挨拶申し上げます。   今まで、多くの皆さまがたのお力添いの中、和の素敵の名で三年半進めてまいりました。 当初、まだまだ和のことを知らない私、とにかく見て、聞いて、行ってみて、素敵な和のこといっぱい知りたくて知りたくて。 その過程で学んだことをこのサイトに書かしていただいてきました。 もちろんまだまだ学ぶことばかりですが、学べば学ぶほど感じることがありました。 それは、それぞれの学びの中で型はもちろん大切ですが、もっと大切なもの、「心」がたくさんあ...

にほんよいくに③ 著:葉室頼昭

  叔父の「にほんよいくに」第三巻が発刊されました。 今回は神社のおまつりです。 神社には一年中たくさんのおまつりがあります。 なぜなら、ずっと昔は、神社のおまつりが、そのまま毎日の生活にむすびついていたからです。 みなさまの普段の生活のなかにも、神社とそっくりなところがたくさんあります。 目に見えない真実の世界がうけつがれているからです。   さあ、神社の事、神様の事、感謝の心、学びがいっぱいです。     ...

一木一草に神様がやどる <和の心>

  叔父の絵本「にほんよいくに」の第三巻が発刊されました。 今回は神社のおまつりです。 その中の一つ「一木一草に神様がやどる」です。   はるか昔の日本人の祖先たちは、自然環境に恵まれた日本列島に住み続けるうちに、自然と共生しようという独特の生き方を見つけてきました。 小さな草や木にも、あらゆる生き物や、人の力の及ばないような大きな岩や山にも、すべてのものに神様がおられるという考え方です。 周りにあるそういう自然のおかげで生かせれているという、すばらしい生き方を身につけてきたのだと思います。 たとえば朝、お日様が上がると太陽を拝み、今日一日が無事に生活で...

感謝すべきものに気づいたら  

  武田数宏さんの「伊勢の杜にようこそ」より 伊勢の神宮のご遷宮前の参拝者数は八百万人だったのが、遷宮後は千四百万人を超えたと発表がありました。 この参拝者の数は、神宮の入り口付近で守衛の方が数字カウンターで一人ひとりカウントし集計したものですから、誤差の無い統計数だと思われます。 二十年に一度行われる式年遷宮のお祭りが行われている事を知っている人は多くはありません。 特に戦後の世代は、神宮のお祭りについて知りません。 また、日本のことについても知りません。 二月十一日がどうして建国記念日なのか、いつ日の丸が日本の国旗に決まったのか、国歌・君が代の意味は・・・。 ...

先人たちは「お天道さんが見ているから」と自分自身をいさめてきました。

  私が大変お世話になっている、修養団理事で伊勢青少年研修センター所長の武田数宏さんが、素敵な本を出版されました。 「伊勢の杜にようこそ」(きれい・ねっと出版) 今の私たちにとっても大切な事がたくさん語られています。 今日は、まえがきからご案内を。   最近、「誰も見てないと思うなよ、お天道さんが見ているから」という言葉がとても気になります。 私たちが社会の中で生きていくための大切な根っこにしなくてはならない言葉だと思うからです。 私たち身近に起こる事柄は、すべてが自分へのメッセージです。 そこから何をどう汲み取れるかが、より良く生きるための大切なヒン...

和の心 「神さまの声」

  にほんよいくに② 元春日大社宮司葉室頼昭著より   春日の森に、「ささやきのこみち」っていう、神さまの声が、聞こえるところがあるんだよ。 森に行って、だまって、耳をすましてみよう。 人の声のほかに、なにか聞こえる? お口はとじたまま、よくよく、聞いてみて。 シーン、シーン、とした中で、どこからか聞こえるのは、虫の声?鳥の声?森の声? 知っているかい?森の声はいつも同じじゃないんだよ。 朝と夜ではちがっているし、きせつごとに、かわっている。 じっと聞いてみないと、わからない、みんなに話しかける声。 ほら、森が、いろいろしゃべっているのが聞こえない...

和の心  「共生」とは。

  にほんよいくに② 元春日大社宮司葉室頼昭著より   お母さんは、毎朝、神さまや、ご先祖さまに、ごはんを、さしあげて、「ありがとうございます」って、言っているよ。 よくわからないけど、ボクもマネしていたら、「えらいわねぇ」ってほめられちゃった。 うれしくなって、毎日やっていたら、「ボクたちは、神さまたちに、守られているんだな。」って思うようになったんだ。 妹や弟も、みんなマネをしているよ。   我々の祖先が伝えてきたことは、世界に誇るべき素晴らしさが、たくさんあります。 その一番大きなことは「共生」という生き方です。 共生とは、ただ単に自然といっし...

Wago(和合)

  「和」というと、なんとなく江戸時代っぽいイメージを持っているような気がします。 しかし、日本はとても古い国です。 だから、その素地はもっともっと古くから積み重ねられてきていて、そして私たちが気づかないところでも、素晴らしいものが密やかに花開いているのだ、と「有職故実」の研究をしている八條忠基先生のお話を聞いて感じました。 先生は本当に博識です。 そしてそのお話は目の前で美しく素晴らしいものを広げられているようで、とても興味深いのです。 そんな先生の連載が次号の19号から始まります。乞うご期待! (Wago FBより:https://www.facebook.co...

「心と姿」  和の心

  「姿は似せがたく、意は似せ易し」 (外見をまねるのは難しく、心は真似しやすいものです)   ちょっと聞くと、普通とは逆のことを言っているように聞こえます。 たしかに、上から下までブランド品で決めていても中身が伴わないからダメだとか、猿まねだとかいう悪口をよく聞きます。 一方、武道や芸事では型を重視します。 たとえば茶道のお手前では、所作(動作)が美しいことが求められ、実践されています。 意味がわからないと真似もできませんが、意味がわかっているだけではだめなのです。 儒教で尊ぶ「礼」も、礼儀作法ですから、型が大事です。 だから孔子はわざわざ、「礼は...

日本人のモノを大切にする心とは。

  日本人は物を大切にしますよね・・・昔は・・・   「和の人間学」 (吉田善一さん著)より 法輪寺の針供養や東福寺の筆供養など、日本では古来、さまざまな道具の供養がおこなわれています。 モノづくりの仕事を専門的に担ってきた職人は、その精神を現在でも受け継いでおり、越前漆器、土佐刃物など各地で供養が開催されています。 道具のように小さいものに感謝を持って接し、使いきりという日本独特のモノづくり精神であり、万民が常日ごろから、モノを大切にしている表れです。 モノづくりのための道具を供養するとは、モノには心があり、魂が宿っているという想い、すなわち「人工物にも...
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