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和の心

日本人の原点

    我々の祖先が伝えてきたことには、世界に誇るべきすばらしさが、たくさんあります。 その一番大きなことは「共生」という生き方です。 共生とは、ただ単に自然と一緒に生活しようというだけではなくて、相手のすばらしさを認め、それを褒め称えて、相手とひとつになろう、という生き方です。 自然の山や木々なども一つになって、どのようにしたら自然が喜ぶか考え、自然を利用するときもけっして破壊するようなことはしてきませんでした。 共生は、自分のことを押しつけることではなくて、共に生きていくのに、お互いのことを考えて、一つになるということなのです。 そうやってきたので日本...

叔父の教え 「食料と神さま」 絵本にほんよいくに

  食べ物は自然の土地から与えられたものですから、最も神さまに感謝しなければならないものです。 神社でお祭りの時、神さまにお供えをする神饌(しんせん・神さまの食事)は、とても大切なものなので、神職はお盆などにのせて神饌を運ぶとき、自分の息がかかると神さまに失礼だと考えて、息のかからない目の高さにささげ持ち、神さまにお供えをしています。 これはいかに食べ物を大切にし、こん食べ物を与えてくださった神さまに、感謝しているからということをあらわしています。 現在は日本の経済的な豊かさから、外国からどんどん食糧が輸入されてきますが、日本に食糧を輸出するために、外国では大規模な農地開...

おもてなし

  「心の荷物をおろす場所」 (丹生川上神社下社 皆見元久著)より。   おもてなしは決してお金をかけることではなく、そっと心を添えること、そして気づかれないこと、相手の気持ちの揺れを最小限にとどめてもらうこと、それが本当のおもてなしだと思います。   平成十八年、おもてなしの本来の姿を求めて奈良に「リストランテ直会倶楽部」を設立しました。 きっかけは、日本の精神文化を学びに来日していたイタリア人アンドレア君との出会いです。 彼の「今日の日本には自分たちが思う日本人がいない」という言葉が胸を刺しました。 そんな彼をマネージャーに迎え、日本人の心...

迷った時は原点に立ち戻るのが鉄則3 「先義後利(せんぎこうり)」

  昨日の続き。 元春日大社権宮司・岡本さまより。   それから、こんなこともあります。 現在、春日大社では二千基に及ぶ石灯籠の精密な調査を行っていますが、ここでも日本人の特質を垣間見ることができます。 昭和五十七年に、はじめて石灯籠の祈願文に「商売繁盛」という言葉が使われるようになります。 それ以前は、「商売繁盛」という祈願のために寄進された石灯籠は一基もなく、「諸国客衆繁昌」という銘文が刻まれたものが数基あるだけです。 「商売繁盛」は「自分が繁昌しますように」という願いですが先議」は「お取り引き先様がお栄えあそばされますように」という意味になります。...

迷った時は原点に立ち戻るのが鉄則2

  春日大社元権宮司 岡本様のご本「日本人だけが知っている 神様にほめられる生き方」より。   もちろん私は、日本だけが素晴らしいと考えているわけではありません。 国粋主義者になれと言っているのでもありません。 その国にも民族の成り立ちがあり、暮らしや文化や伝統と密接に関わっています。 その経緯を知り、民族の心を理解することで、はじめて民族独特の判断や価値観が出てきます。 それを世界各国が十分承知し、互いに理解し合うという多様な価値観こそが、これからの世界に大事なことだと思うのです。 現代の日本人は国や民族の根本にある...

迷ったときは原点に戻るのが鉄則1

  生きていくためには「誇り」を持つことが大切です。 誇りを持つことと、「慢心」することは違います。 自分の生まれた家に誇りを持つ。 育った郷土に誇りを持つ。 親や兄弟に誇りを持つ。 友人に誇りを持つ。 巣立った学校に誇りを持つ。 そして、自分の職場に誇りを持つ。 これがとても大切なことなのです。 そもそも日本人は、自分の文化や歴史に誇りを持っている民族でした。 今は死語になってしまいましたが、「武士は食わねど高楊枝」という言葉があります。 かつて武士は、貧しくても満足に食事ができなくても、満腹を装って楊枝をほど、武士の誇りを大切にするということわざです。...

和の心 古(いにしえ)を稽(かんが)へて今を照らす

  昔のことを参考にして、今日の在り方を考える。 経験を通じて、反省の資とする。 人生とはそうしたものである。   古事記序文には「歩驟各々異に、文質同じからずと雖も、古へを稽へて、以て風猷を既に頽れたるに繩し、今を照らして以て典教を絶えなむと欲するに、補はずいといふこと莫し」とあります。 その一節を採ったものです。 全文の意味は、時代と共に文化の進み方には速いこともあるし、遅いこともある。 いづれにしても、その時代の文化の発展のためには、過去の日本の文化を考え、その反省の上に立って今後の在り方を見通すべきである。 ...

叔父の教え  正しい日本語を伝える  

    人の遺伝子の中には、我々が生活していくためのいろいろな情報が含まれています。 その中には、時間の情報も含まれています。 例えば人は、赤ちゃんから小学校低学年くらいの間に「言葉を覚える」という指令が出て、言葉を覚えます。 この時にしっかりした日本語を教えてもらわないと、ちゃんとした日本語が話せなくなってしまいます。     人間がはじめて言葉を使った時には、おそらく赤ちゃんの泣き声のようなものだったと思います。 それが進化していくにつれて、それぞれの環境に適した独自の言葉になったのでしょ...

叔父の教え5 文化と文明をめぐって  

  最近、偉大なる叔父のおかげで素敵なご縁をいっぱいいただいています。 本当にありがたいことです。 先日、文化と文明の事を書きましたが、叔父は何と言っているかと思い、改めて本をめくってみました。 やっぱり、ありましたので、本文をご紹介。     -----日本人は世界一の手術ができると。 日本人の医学と外国人の医学と、どこが違うのか。 それを簡単に申しますと、外国人はすべて対立的なものの考えで、強いて言うならば、人間の力で世の中を変えようという考え方です。 医学も、医者の力で患者を健康にするという考え方で...

叔父の教え4 「温故知新」 

  叔父の教え4 「温故知新」    この言葉を聞いたことがあるかな。 これは、古くからつたわることわざなんだよ。 「おんこちしん」や「ふるきをたずねてあたらしさをしる」って読むんだよ。 いみは、古いものやことがらをしらべて、そこから新しいことを発見する。といういみなんだよ。 むかしの古いものをしることで、今の新しいものの原点がわかってくる。 今の世の中は、いろいろな新しいものがたくさんあるけれど、さいしょからこの新しいものがあるんじゃないんだよ。 はじめにもとになるものがあって、そこから今の新しいものができてくるんだよ。 古いも...

叔父の教え3 「生きる知恵」 

  叔父の教え3 「生きる知恵」   昔、お母さんは生きるための知恵というものを持っていました。 子供が病気になっても、子供の様子を見ながら大丈夫かどうか判断してきましたし、子供も元気に育っていました。 ところが、今のお母さんは知識ばかりで教育されて歴史から伝わる知恵がないから、自分に判断能力がありません。 そんな事だから子供が熱を出したら、すぐにお医者さんに飛んでいきますね。 生き物には自然治癒力という、自分で病気や怪我を治そうとする働きがあります。 風邪をひいて熱が出るのも、あれは体内に入ったウ...

叔父の教え2 「夢の力」

叔父の教え2「夢の力」 今日から7月 早いもので、今年も半年が過ぎました。 年頭にたてた、今年の夢はかないましたか? 今年は、もう半分しかない! いや、まだ、半分もある!   残り半年、今年の夢を追いかけて、楽しんでいきましょうね。   さて、かつては科学でいろんなことが分かる、出来るというのが夢でした。 しかし、科学、技術とやってきて度が過ぎてしまい、今は子供の夢が片っ端から壊されています。   昔は、お月さんにウサギが住んでいて、お餅をついているといわれ、中秋の名月にはススキを飾って団子を...

叔父の教え1 「人間として健康」

  叔父の教え「人間として健康」   もともと、日本人は素晴らしい精神文化を持っています。 第一に生真面目です。 不真面目なことを嫌がって、国のため社会のために行ってきた民族です。   しかし現在は、利己的で、自分のことばかりです。 自分さえ儲かり、楽しければいいといって、他人や国のことなど考えない人間が増えてきました。   感謝する心、質素、勤勉、努力、神様や祖先を尊ぶというのが, 日本人の精神文化ですが、それらはどこにいったのでしょうか。   木を育つれば、実を得られるものを、実を求め...
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