和の徒然 | 和の素敵 - Part 5
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和の徒然

「桃の節句」の起原は大変古く、平安時代に遡ります。

   もうじき「桃の節句」  「桃の節句」の起原は大変古く、平安時代にまで遡ります。昔の日本には五つの節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)があり、当時この行事は貴族の間では、それぞれ季節の節目の身の穢れ(けがれ)を祓う大切な行事でした。その中の一つ「上巳(じょうし)の節句」が後に「桃の節句」となります。平安時代、上巳の節句の日に人々は野山に出て薬草を摘み、その薬草で体のけがれを祓って健康と厄除けを願いました。この行事が、後に宮中の紙の着せかえ人形で遊ぶ「ひいな遊び」と融合し、自分の災厄を代わりに引き受けさ...

弥勒菩薩の役割・由来・見られる寺院

弥勒菩薩
弥勒菩薩は、釈迦如来の次に仏のさとりを開くと言われ、菩薩の中で最高位とされています。京都・広隆寺の「弥勒菩薩半跏思惟像」は大変有名なので、切手や美術の教科書で目にした記憶がある方もいるでしょう。そんな弥勒菩薩について詳しくご紹介いたします。 弥勒菩薩の由来・役割 「弥勒」とは、マイトレーヤの音写であり、「慈しみ」の意味を持ちます。マイトレーヤは、「ミトラ」という古代インドの神が起源です。さらに古代イラン神話に出てくる太陽神「ミスラ」とも同じだと伝えられています。弥勒菩薩はインドやメソポタミアの共通の起源にまで遡る古い神ということが分かります。弥勒菩薩は、現在まだ悟り...

今日から「弥生」、草木が萌え動くころ

(菜の花は3月の誕生花)  今日から「弥生」、草木が萌え動くころ  こんにちは。今日から3月、弥生です。旧暦では1月14日、友引(壬辰(みずのえたつ)。旧暦の3月1日は、今の暦の4月16日となります。月齢は13.2、明日は満月ですね。七十二候は「草木萌え動く」。しだいにやわらぐ陽光の下、草木が息吹きだすころ。冬の間に蓄えていた生命の息吹が外へ現れ始める頃です。ふと気がつけば道端に咲いている名もない花に目を向けて歌にするほどに、古来自然と人は近しく暮らしていました。雨水も末候となる...

「啓」 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

   弥生(やよい) 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)  土中で冬眠をしていた虫達が暖かい春の陽斜しの下に出始める頃。虫というのは比喩であり、すべての生あるものが動き始める季節という事です。  桃始笑(ももはじめてさく)  桃のつぼみが開き、花が咲き始める頃。昔は咲くという言葉を笑うと表しました。ゆっくり開いていく桃の花を笑みを浮かべてほほえんでいる様のように感じてこう表したのです。 戊戌 二月 吉辰一般社団法人 和の道 黎明会...

大日如来の役割・由来・見られる寺院

大日如来
密教の教えの中で「命あるもの全てを生み出した存在」とされているのが、大日如来です。釈迦如来を含む全ての如来も、大日如来がいなければ存在しなかったと考えられています。「宇宙の真理」「森羅万象」とも言われる大日如来についてご説明しましょう。  大日如来の由来・役割  大日如来の考え方が生み出された密教は「秘密仏教」の略称と言われ、起源はおよそ1300年前のインド仏教にあるとされています。日本に入ってきたのは平安時代の頃で、弘法大使の空海が中国に渡り、青龍寺の恵果という僧侶から密教を学んで806年に日本に持ち帰りました。その後、...

日本の七十二候「霞始めて靆(かすみはじめてたなびく) 」

  霞始めて靆(かすみはじめてたなびく)  こんにちは。新暦2月24日~28日頃は、七十二候の「霞始めて靆」旧暦で、1月11日、大安(己丑(つちのとうし)月齢は10.2です。 春霞がたなびき、山野の情景に趣が加わってきます。遠くかすかな眺めが、ほのかに現れては消える移ろいの季節です。  「東風ふかば」菅原道真  「東風(こち)ふかば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」---梅の花よ。---春が来て東風が吹いたら、その風にのせ...

「投扇興」 日本の文化と優しい心がいっぱい 

(写真右の方が、三百年の老舗京扇子の白竹堂、山岡さん)  今日は投扇興について 「凌風」で投扇興を  こんにちは。今日は旧暦1月10日、月齢は9.2.、 仏滅(戊子(つちのえね) 先日、お伺いした三百年の老舗、京扇子の白竹堂、山岡さんに白竹堂さんが京町屋を改修し作られた庵「凌風(りょうふう)」に連れていっていただきました。「凌風」とは、風を凌ぐと書き、日々の精進の積み重ねにより多くの困難を凌ぎ、良き時間を持つという意を込めて名付けられたそうです。投扇興と茶の湯、京都の文化をゆっくり愉しむ良い時を、こ...

「風呂敷」? お風呂と関係あるの?

(背負いのさまざま 舟木家本「洛中洛外図屏風風」部分)  今日は風呂敷の日  こんにちは。今日は旧暦1月8日、友引(丙戌)ひのえいぬ)月齢7.2 上弦の月、半月ですね。そして、「風呂敷の日」平成12年から登録されたそうで、2月23日「つつみ」の語呂合わせで今日になったそうです。さて、みなさま風呂敷を使われますか?使ってない!もったいない、こんなに便利なものはないのに。では、今日は風呂敷について。  「風呂敷」  一枚の布がさまざまな形に寄り添います...

「油 箪」(ゆたん)って知ってますか?

  「油 箪」、桐箪笥のカバーだけではない こんにちは。今日は旧暦1月7日、先勝(乙酉(きのととり))旧暦だと七草粥ですね。今ごろだと、七草も野山に出てきてるかな。月齢は7.2 今日は油 箪のお話し。油 箪(油 単とも書くそうです)って知ってましたか?私は物は知ってましたが、油 箪と言うとは知りませんでした。  お琴のおおいも、獅子舞の胴幕も油 箪  「ゆたん」とは、油紙・木綿などでつくられた、 箪笥・長持ち等を汚れから守る、道具のおおいの事です。昔は...

「晴(はれ)」と「褻(け)」

  晴(ハレ)と褻(ケ)   こんにちは。今日は旧暦の1月6日、月齢は5.2、赤口(甲申(きのえさる))。 「晴」と「褻」一般的には「晴は非日常、褻は日常」といわれます。  「晴れの日」ごぞんじですよね。  「晴」とは、行事のあるときや、お祝い、お祭りなどの日を指します。お正月、雛祭り、入学、七夕、お盆・・・そう、卒業式に着る振袖も晴れの日に着る振袖だか「晴れ着」と呼ぶのですね。  「晴れの日」とは  「晴の日」「晴れ...

「春泥(しゅんでい)」ご存知ですか。

  「春泥(しゅんでい)」ご存知ですか。  こんにちは。暖かくなってきたなって感じるのは私だけ?「春泥」今の時期、泥んこになっちゃう頃、っていうことです。日本の七十二候「土脉潤起」(つちのしょううるおいおごる)のころ。大地が息づき始めているころ!雨が降って、土がいくらか湿り気を含みだすという意味です。 「脉」は「脈」の俗字。「土脈」と書いても、大地とか地脈のことになります。大地が息づき始めているのですね。 この時期は気温が低いため、雨が降っ...

今日は、二十四節気の「雨水」(うすい)です。

  今日は、「雨水」(うすい)です。  こんにちは。「雨水(うすい)」は、空から降るものが雪から雨に変わる頃とされ、山間部などでは積もった雪が解け始めたりします。あるいは、枯れていた土が潤いを取り戻し、その水が山の土を柔らかくし、川へと流れ、海へたどり着きます。寒さに耐えた草木が芽を出す時期ともされています。また、地域によっては 春一番が吹き、鶯の鳴き声が聞こえ始めたり、農耕の準備を始める目安ともされているようです。七十二候の初候「土脈(どみゃく)潤い起こる」が全てを表現していますね。  「薩埵(さ...

三方と神饌 ご存知ですか?

  「三方」、ご存知ですか。  先日、素敵なかたより「三方」をいただきました。ありがとうございます。本当にうれしいです!早速、神棚に奉らせていただきました。普段、みなさんは「三方」いただくことなどないでっすよね。というより、「三方」をご存知ですか。  「三方」って何ですか?  三方(さんぼう、さんぽう)とは、もともと食膳だったそうです。それが今では、神道の神事において使われる、神饌を載せるための台となっており、古代には、高貴な人物に物を献上する際にも使用されたそうです...
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