和の徒然 | 和の素敵 - Part 9
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和の徒然

春とは、人との出会いや別れの時

   古来より花に託して心を伝えてました  こんにちは。今日は旧暦1月22日、仏滅(庚子(かのえね)。月齢21.2、下弦の月ですね。 薬師寺管主 村上太胤猊下の書です。「華をもって信(たより)と為す」 ---春の別れは藤つつじ 人の別れはただ涙--- 親しい人との別れは悲しいものです。その家族に対しても言葉では通じない時が多いです。ただ黙って花を捧げる。 古来より日本人は、花に託して心を伝える信...

明王の役割・由来・見られる寺院・主な尊像

明王の役割・由来・見られる寺院・主な尊像まとめ
明王は、非常に強い力を持ち、悪を打ち砕いて、仏法を守る仏様です。明王と聞いて思い浮かぶのは、髪を逆立てた恐い顔をしている仏像ではないでしょうか。ここでは明王がどのような仏様で、どのようなご利益を賜われるのか、お話したいと思います。 明王の由来・役割 「明王」は、仏教の中でも密教から生まれた仏様と広く信じられています。密教は7、8世紀ごろインドで起こり、唐代に中国に伝わりました。そして日本には平安初期に空海・最澄によって伝えられ、広く信仰された大日如来を本尊とする深遠秘密の教えだと言われています。そのため、密教における最高仏尊「大日如来」の命を受け、仏教に未だ...

毘盧舎那仏の役割・由来・見られる寺院

毘盧舎那仏の役割・由来・見られる寺院・レプリカ通販可否まとめ
日本を代表する観光地、奈良県の東大寺にある「奈良の大仏」はいつも修学旅行生や観光客に囲まれています。賑やかな人々をそっと見守っている奈良の大仏こそが、「毘盧舎那仏」です。多くの人が一度は見た事があるであろう、毘盧舎那仏についてお話しします。 毘盧舎那仏の由来・役割 毘盧舎那仏のお話をする前に、仏教の宗派について触れておきます。仏教の世界には色々な考え方があり、それによっていくつかのグループに分かれています。これが所謂「宗派」というもので、毘盧舎那仏は仏教の「華厳宗」という一宗派の中で崇められている仏様です。その華厳宗が日本に伝わったのは8世紀、日本は聖武天皇...

今日は、二十四節気の「啓蟄」(けいちつ)です。

  二十四節季「啓蟄」  こんにちは。「啓蟄」、七十二候では「蟄虫啓戸」(すごもりのむしとをひらく)で意味は同じ。旧暦の今日は、1月19日、まだまだ寒さを感じる頃。旧暦の3月6日はというと、今の4月21日。季節感が難しいですね。 蟄虫は冬ごもりをしている虫、蛇や蛙なども含めた小さな生き物をさします。「蟄(ちつ)」は虫たちが土中で冬ごもりをすること。人間だと、家に閉じこもって「寒いよ~」って出てこないさまです。でも、春の暖かさを感じてくると「啓(けい)」、開くという意味。 ...

素敵な言葉「恐れ入ります」

  素敵な言葉「恐れ入ります」  こんにちは。3日のお雛様の日に、国立文楽劇場大ホールで、山村若女師匠の下、山村流上方舞「第三十回 若水会(おちみずかい)」に僭越ながら、祝言揺「高砂」を男三人衆で舞わしていただきました。家元も「廓萬歳」で舞われた大舞台。地歌も、長唄、三味線、囃子方すべてが一流のみなさま。そんな中で舞っていいのでしょうか。でも、本当に失礼ながら。生意気にも「せり上がり」臨場感いっぱいの中、楽しませていただきました。舞終わって、邦楽のみなさまにご挨拶。その時に、お一人から「とて...

修二会の「お水入り」 ご存知ですか?

  なぜ「お水取り」っていうのか知ってますか?  こんにちは。旧暦の1月19日、先勝(丁酉(ひのととり)月齢は18.2です。 1日より、東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)が2週間にわたり始まりました。東大寺のながい歴史にあって、二度までもその大伽藍の大半が灰盤に帰してしまった時ですら、修二会だけは「不退の行法」として、1250有余年もの間一度も絶えることなく、連綿と今日に至るまで引き継がれてきたそうです。  「お水送り」  先日、奈良、東大寺の「お水取り」を書いたら「...

お雛さま 二段目の三人官女は何を持っていますか?

  今日はひな祭り。  こんにちは。今日はひな祭り。旧暦では1月16日の仏滅(甲午(きのえうま)月齢は15.2. 3月3日は「上巳」「桃の節句」などと言われ、厄を人形に移して祓った「流し雛」の風習がありました。それらが発展し、雛人形を飾り女の子の健やかな成長と幸せを願う現在の「雛祭り」となりました。   さて、雛人形、一段目は?  一番上段は『お内裏さま』といってお殿さまとお姫さまは夫婦の理想像、天皇さま、皇后さまのよう良縁にめぐり...

「桃の節句」の起原は大変古く、平安時代に遡ります。

   もうじき「桃の節句」  「桃の節句」の起原は大変古く、平安時代にまで遡ります。昔の日本には五つの節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)があり、当時この行事は貴族の間では、それぞれ季節の節目の身の穢れ(けがれ)を祓う大切な行事でした。その中の一つ「上巳(じょうし)の節句」が後に「桃の節句」となります。平安時代、上巳の節句の日に人々は野山に出て薬草を摘み、その薬草で体のけがれを祓って健康と厄除けを願いました。この行事が、後に宮中の紙の着せかえ人形で遊ぶ「ひいな遊び」と融合し、自分の災厄を代わりに引き受けさ...

弥勒菩薩の役割・由来・見られる寺院

弥勒菩薩
弥勒菩薩は、釈迦如来の次に仏のさとりを開くと言われ、菩薩の中で最高位とされています。京都・広隆寺の「弥勒菩薩半跏思惟像」は大変有名なので、切手や美術の教科書で目にした記憶がある方もいるでしょう。そんな弥勒菩薩について詳しくご紹介いたします。 弥勒菩薩の由来・役割 「弥勒」とは、マイトレーヤの音写であり、「慈しみ」の意味を持ちます。マイトレーヤは、「ミトラ」という古代インドの神が起源です。さらに古代イラン神話に出てくる太陽神「ミスラ」とも同じだと伝えられています。弥勒菩薩はインドやメソポタミアの共通の起源にまで遡る古い神ということが分かります。弥勒菩薩は、現在まだ悟り...

今日から「弥生」、草木が萌え動くころ

(菜の花は3月の誕生花)  今日から「弥生」、草木が萌え動くころ  こんにちは。今日から3月、弥生です。旧暦では1月14日、友引(壬辰(みずのえたつ)。旧暦の3月1日は、今の暦の4月16日となります。月齢は13.2、明日は満月ですね。七十二候は「草木萌え動く」。しだいにやわらぐ陽光の下、草木が息吹きだすころ。冬の間に蓄えていた生命の息吹が外へ現れ始める頃です。ふと気がつけば道端に咲いている名もない花に目を向けて歌にするほどに、古来自然と人は近しく暮らしていました。雨水も末候となる...

「啓」 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

   弥生(やよい) 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)  土中で冬眠をしていた虫達が暖かい春の陽斜しの下に出始める頃。虫というのは比喩であり、すべての生あるものが動き始める季節という事です。  桃始笑(ももはじめてさく)  桃のつぼみが開き、花が咲き始める頃。昔は咲くという言葉を笑うと表しました。ゆっくり開いていく桃の花を笑みを浮かべてほほえんでいる様のように感じてこう表したのです。 戊戌 二月 吉辰一般社団法人 和の道 黎明会...

大日如来の役割・由来・見られる寺院

大日如来
密教の教えの中で「命あるもの全てを生み出した存在」とされているのが、大日如来です。釈迦如来を含む全ての如来も、大日如来がいなければ存在しなかったと考えられています。「宇宙の真理」「森羅万象」とも言われる大日如来についてご説明しましょう。  大日如来の由来・役割  大日如来の考え方が生み出された密教は「秘密仏教」の略称と言われ、起源はおよそ1300年前のインド仏教にあるとされています。日本に入ってきたのは平安時代の頃で、弘法大使の空海が中国に渡り、青龍寺の恵果という僧侶から密教を学んで806年に日本に持ち帰りました。その後、...

日本の七十二候「霞始めて靆(かすみはじめてたなびく) 」

  霞始めて靆(かすみはじめてたなびく)  こんにちは。新暦2月24日~28日頃は、七十二候の「霞始めて靆」旧暦で、1月11日、大安(己丑(つちのとうし)月齢は10.2です。 春霞がたなびき、山野の情景に趣が加わってきます。遠くかすかな眺めが、ほのかに現れては消える移ろいの季節です。  「東風ふかば」菅原道真  「東風(こち)ふかば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」---梅の花よ。---春が来て東風が吹いたら、その風にのせ...
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