和の心 20150423 柏餅

柏餅は子孫繁栄をもたらす縁起の良い食べ物

 

柏餅を見かけた。

こんなところに季節を感じてうれしくなる。

「水筒に新茶あふるる柏餅」(秋桜子)。

俳句では柏餅は夏の季語である。

例年になく雨ばかりの4月で、ついぞ気づかなかったが、いつの間にか新緑がまばゆい。

和菓子も桜餅から柏餅へとバトンタッチである。

 

柏餅は「端午の節句」に欠かせない。

柏の木は新緑が出るまで古い葉が落ちないところから「家系が絶えない」、すなわち子孫繁栄をもたらす縁起の良い食べ物とされる。

江戸から広まったが、関西では古くからちまきを食べた。

童謡「背くらべ」も「ちまきたべたべ兄さんが・・・」と歌う。

こちらは中国から伝わった。

 

川に身を投げた楚の政治家で詩人の屈原を悼んで供物を流すが、龍に奪われてしまう。

そこで龍が嫌う葉で包み、邪気を払う5色の糸で縛ると無事に届いたという故事がある。

端午の節句はまだ先だが、柏餅も、ちまきも、由来をかみしめて味わいたい。

(文:産経新聞4/22日夕刊「湊町365」より)

 

日本の四季、二十四節、それぞれに祝いものがありますね。

そこには、由来が必ずあるはず。

お婆ちゃんは何でも知っていて、それぞれの由来も話してもらえた。

今、私に孫ができたら何を話してあげられるかな。

今からでも遅くない、素敵な日本の文化をもっともっと学ばなければ。

子どもや孫、未来の子どもたちにちゃんと伝えていかなければ。

「日本は素敵な国だよ」って。