和の心 20150615 日本人は高貴だ

和の心 「彼らは貧しい。しかし高貴だ。」

 

カミーユ・クローデルの弟のポール・クローデルは、日本の1920年代の駐日フランス大使。
日本をこよなく愛した。

彼のパリの夜会、1943年といえば日本の敗戦の色が濃くなりつつある時期。
彼は、この夜会で、
「日本はどうしても滅びてほしくない民族だ。あれほど古くからの歴史がありそのまま今につたえている国はない。日本には急激に発展するだけの資格がある。彼らは貧しい、しかし、高貴である」とスピーチした。

関東大震災や、1854年に起きた安政南海大地震でも、死者三万人の天災を浴びた日本について幕末に来日したペリーは言う。
「彼らは落胆せず、不幸に泣かず、男らしく仕事にとりかかり、意気沮喪することもほとんどない」と。
 
横浜の大半が消失した、1866年の横浜大火に遭遇したデンマーク人であり、フランス艦隊の1士官であったエドワルド・スエンソンは、こう言う。
「日本人の性格中、異彩を放つのが、不幸や廃墟を前にして、発揮される勇気と沈着である」

ここでおもしろい表現をしているのは、その火災現場を見ている米国の動物学者のエドワード・モース。
「わずかな家財道具のまわりに集まった人々は、老若男女みな、まるで祭礼でもあるかのように微笑を顔に浮かべていた」と彼は感想を書いている。

火山列島である、日本。
全地球の10パーセントのエナジーと、20パーセントの天災が日本に集中していると言う。
江戸時代までは富士山が噴火していたという。
こんな国では、長い歴史のなかで、その不幸・苦しみ・悲惨のなかで、ある意味、遺伝子のなかに、「諦観」「達観」が、強さのバネとして、組み込まれてきたのかもしれない。

日本では昔は、村八分にされた場合でも、天災と葬儀だけは助け合いとされたと言う。

「火災があってから36時間経たない間に、現場では板小屋みたいなものではあるが、千個以上の家がまるで地から生えたように立ち並んでいる。」
1876年の東京大火を現場で目撃したドイツの医学教授のエルヴィン・フォン・ベルツ氏がそう書いている。

これらのことをふまえて、ポール・クローデルは最後にまとめている。
「私がどうしても滅びてほしくない民族がある。それが日本だ」

日本人の「自然治癒力」のDNA。
これだけは退化してもらいたくない。
これだけ地震などに日々襲われることを前提に暮らしている民族は世界にはない。
そのことが逆に、日本人を強くしてきたとも、皮肉的には言える。

先祖を敬い、誇りに思い、受け継いでいきたいものだと思う。

エドワルド・スエンソンが言うところの、「陽気さと暢気さ」。
これが日本人の遺伝子の強さの証明かもしれない。
けっして深刻を美化しない。
(文:心のサプリ:http://ameblo.jp/huruhon/entry-11502755272.html)

 

昭和49年5月、アンドレ・マルロー(仏の作家、政治家)が出光左三(出光興産の創業者)をその美術館に訪ねたときのことです。

「日本人は精神の高貴さを持っています。なぜですか。 仏教も、その理由の一つではないでしょか」
と単刀直入のマルローの問いに、間髪容れず出光翁はこう答えたのです。

「そうじゃありませんね。 2600年続いてきた皇室が原因ですよ」と。

本当に素晴らしいお言葉です。
ありがとうございます。