和の心 古の思いは一つ、ありがたき!

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後醍醐天皇に「建武日中行事」という著書があります。

この本によって、後醍醐天皇の日々の職務のあらましが知られます。

そこに「石灰(いしばい)の壇」における「毎朝御拝(まいちょうごはい)」のことが記されています。

天皇は、朝お起きになると、まず伊勢の神宮を拝まれる。

それに先立って潔斎がなされます。

潔斎がお済になると、正装され、整髪され「石灰の壇」に出られます。

そして、「石灰の壇におはしまして御拝あり」と同書に記されています。

「石灰の壇」に進まれたの後、「辰巳に向かひて両段再拝。そのほか御心にまかすべし」と記されています。

辰巳、すなわち東南の方向に向かって「両段再拝」つまり拝を二度されます。

 

この本は後に天皇になられる方のために書き送ったものであり、そこで、これ以外のことはその天皇のご自由であるが、「両段再拝」だけは「石灰の壇」にお出ましになった以上、必ずそうさられなければならないと書かれているのです。

この「毎朝御拝」について、以下、谷省吾皇學館大学名誉教授がその著書「神を祭るの中で紹介された記載をもとに要点を記します。

順徳天皇の「禁秘抄」に「清涼殿の帳の北より石灰の壇に着す・・・・・神宮、内侍所以下御祈誓」をと記されていて、単なる方角としての辰巳ではなく、辰巳方角にある「神宮、内侍所」を拝んでいらっしゃるということが知られています。

その拝まれる場としての「石灰の壇」がどのような構造物、たとえば中国の天壇のように、天に近づくための高い壇なのか、逆に、下に壇があって、そこへ下りていかれるのであるか、どちらであるかということについては、大石千引の「日中行事略解」に「南の二間、石灰の壇也」とあって、「此間、地下(じげ)に准じて御拝あり。石灰の壇は石灰をもて是をぬるゆゑの名か」記されていて、地面に准じるわけであるから、一段下の壇に下りて拝礼されるのであります。

「石灰の壇」は、現在の京都御所にもあり、漆喰で塗り固められた一段低いところでありますが、そこから「神宮、内侍所」を拝まれるのであります。

(文:白山芳太郎・「日本人のこころ」より)

 

毎朝毎朝、古の時より欠かすことなく続いている御拝。

神さまを、ご先祖様を、そして国家安泰を拝まれていらっしゃるのでしょうね。

本当に本当にありがたいことです。

だからこそ、世界に類を見ない素敵な国なんです。

自分の為ではなく国家のため、みなさんのため。

私達に出来ますか?

感謝の気持ち以外なにもありません。

 

 



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