高天原(タカマノハラ)の神さま

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むかしむかし、おおむかし。

空ぼずっと上のほうに、タカマガハラ、というところがあって、たくさんの神さまが、すんでおられました。

あるとき、ふわふわした雲を、みぎひだりとかきわけて、はるかしたをのぞいてみたら、おおぜいの人が、くらしているのがみえました。

「おおこれは、これは。わたしのこどもたちは、げんきにくらしているみたいだな。」

「どおれ、こりゃまた、ずいぶんふえたなぁ。」

「どうだろう、子どもたちのために、お米がたくさんとれて、みんながしあわせにくらせる、へいわな国ができるよう、力をかしてやらないか。」

「それはいい考えだね。!」

「うん、うん。」

神さまたちは、いいおもいつきに、おおよろこび。

「どうしたらいいかな?」

さっそく、どうしたらすてきな日本の国ができるのか、みんなで知恵をしぼって、そうだんしました。

和の心 20150717 にほんよいくに2

 

奈良時代に「古事記」という日本でもっとも古い歴史書が作られました。

中にはたくさんの神話が語られていますが、今は架空の物語と思われています。

けれどこれは、日本人の持つ自然観、宇宙観を物語風に書いた素晴らしいお話です。

この世の中は、百五十億年以上も前に、神様のお心によって、ビッグバンという大爆発が起こり出来てきました。

まず、小さすぎて目に見えない素粒子が生まれ、それらがバランスをとりながら核となり、されに電子という波動とバランスをとって、物質の最小単位の原子となりました。

これをその通りに、「古事記」の神話は語っているのです。

宇宙の中心にいる神様を神話では、アメノミナカヌシノカミと言われます。

次に現れるのは、タカミムスビノカミ、カミムスビノカミという、いろいろなものを結び付けるむすびの神さまです。

最初は素粒子ひとつひとつのように独神(ひとりかみ)が現れて、次にむすびの神様の働きで夫婦の結びつきをもつ神様が現れてこられます。

そしてイザナギノミコト、イザナミノミコトのご夫婦の神様が現れて、たくさんの神様や国やいろいろなものをお産みになるのです。

日本の神話では、外国の宗教のように「神様がものを造られた」とはいいません。

たくさんいらっしゃる神様もあらゆるものすべて、「お産みになった、生まれ出た」といっています。

これは、宇宙にあるものは循環とバランスの中で生まれてきたことや、イノチが親から子へと受け継がれていくものであることを、現わしているのです。

 

 

これは、元春日大社宮司の叔父が平成13年に書かれた「にほんよいくに」という、絵と文で子供に語る絵本です。

その最初のお話です。

素敵な日本のこと、知らないことばかりではないでしょうかか。

子供さんに語ってあげられることありますか。

このような時代だからこそ、この絵本などからいろいろなことを学ぶのもいいかもしれませんね。

 

 

 

 



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