和の心 20150720

「北観音山」水引 往時の色彩美

 

祇園祭の北観音山保存会は、山を飾る下水引を復元新調し、19日に京都市中京区新町通六角下ルの町会所でお披露目しました。

中国・三国時代の武将関羽の生誕を祝う行列をテーマにした刺繍(ししゅう)の懸装品が、百数十年ぶりに色鮮やかによみがえりました。

下水引は、山の胴体の上部を巻くようにして飾る細長い懸装品のこと。

今回の図柄は「金地関帝祭礼王侯行列図伝」で、4面あり、東西面は全長各3・2メートル、南北面は全長各2・5メートル。縦は各0・7メートル。

55色の糸を用い、金地と109人の人物をすべて刺繍で仕上げました。

地の部分に刺繍を縫い付ける「切り付け縫い」の技法を用い、人物の顔の部分に綿を詰めて立体感を醸しました。

従来の下水引は1849(嘉永2)年ごろ、円山派の絵師中島来章の下絵。

経年劣化が著しく、龍村美術織物(中京区)に依頼して8年がかりで制作しました。

費用は1億円。

保存会の石川卓理事長(73)は「町衆の誇りと魂を込めました」と話されました。

20日の曳初(ひきぞ)めや24日の山鉾巡行で使用しますす。

(京都新聞:http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20150719000091)

 

職人さんと 町衆の魂がこもった作品。

素晴らしいですね。