しぜんの声をきいてみよう (「にほんよいくに」の絵本より)

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かぜのおとは、なんていってるの?

とりはおしゃべりに、むちゅうだね。

もりの木が、なにか、ささやいている。

うみのなみも、くりかえし、くりかえし、わらい声が、とまらない。

ほら、しずかに。

しずかに、みみをすませて、しぜんの声をきこう。

だいがっしょうしているのが、きこえるでしょう?

「みんなで、いっしょに歌おうよ。」って、さそっているよ。

ねえ、どんな歌か、わかるかな?

それは、「みんな、せいいっぱい生きている。」っていう歌を、いろんな声で歌っているんだ。

こうえんや、のはらや、やま、かわ、うみにいる、たくさんのいきものたちに、あいにいこう。

うちで、ゲームばっかりしていないで。

そとにでて、しぜんの声や、歌を、きこうよ。

きっと、みんなのしらないことがいっぱいみつかるから。

 

外国では、さまざまな楽器が発達しましたが、日本では本来、あまり多くの楽器がありませんでした。

それは、日本人が音楽に興味を持たなかったからではなくて、自然の音を聞いてそれを音楽にしてきたので、とりたてて楽器を作る必要がなかったのです。

たとえば、夏の暑い盛りの蝉の声などを、外国人は「やかましいノイズ」と思って聞くそうです。

ですが、私たちは「ああ夏が来たなあ、夏らしいな」と感じます。

「静けさや岩にしみいる蝉の声」とは有名な芭蕉の俳句ですが、ミンミン鳴く蝉の声を聞いて、自然の静けさを知るという感覚は、世界で日本人だけが持っているすばらしい自然観です。

こうして日本人は、虫の声、川のせせらぎ、そよ風の音など、すべての自然の音を聞いて独特の感性を磨きながら生活してきました。

その中から、人は自分の力で生きているのではなく、自然や周りからのいろいろな力を借りて生かされていることに気付き、すべてのものと共生するという知恵を身につけたのです。

しかし現代は、人工的な音や映像などを見たり聞いたりしているために、このような知恵が忘れ去られています。

(中略)

こと日本人は、春夏秋冬の変化がはっきりした国です。

寒いから、暑いからといって、快適な家の中でゲームばかりしていたら、自然の声は届きません。

寒い時に外に出て寒さを体で感じると、身体は寒さに負けない体を作り、暑い時には暑さに耐える体になり、自然の変化に順応して、健康な生活ができるのです。

子供さんたちを出来るだけ外で遊ばせて、自然の音を聞き、自然と共に生きていく、自然から学ぶ知恵を身につけさせてあげてください。

そして、自然への感謝の気持ちを忘れずにいて欲しいと思います。

(文:「にほんよいくに」の絵本より:葉室頼昭著)

 

今更ながらですが、叔父はやっぱり素晴らしい方ですね。

叔父のお話、もっともっと多くの方に聞いて知っていただきたいです。

今の日本に、とっても大切なことばかりです。

日本という世界で一番素敵な国を自覚して、すべてに「ありがとうございます」感謝の気持ちがあふれる世の中にしたいです。

いつも、ありがとうございます。

 

 



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