「夜に爪を切ってはならない」なぜ?

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こんにちは。

八百万、目に見えないものまでにも「ありがとう」と思える和の心がとっても大切。

「ありがとうございます」が、この星をいつも笑顔あふれる幸せな毎日にすると思いませんか。

さて、今日は「知れば恐ろしい 日本人の習慣」(千葉公慈著)の本は、日本に古くから伝わる馴染み深い風習やタブー、季節の行事、子どもの遊びや昔話などのルーツを探り、どこか不気味に感じられる行為そのものをひとつひとつ検証しています。

今日は、夜に爪を切ると縁起が悪いといわれますが、なぜ?

 

かなり古い時代からの戒め

古来、夜に爪を切ることは縁起が悪いとして慎んできました。

「おいおい、親の死に目にあえないよ。」などと注意された方も、少なくないのではないでしょうか。

あるいは昨今、仕事から帰宅して、風呂上りのひとときにしか爪を切る時間もないからと、きにしない現代人も多いことでしょう。

それでは、歴史的には「夜に爪は切ってはならない」というタブーには、どのような理由づけがなされてきたのでしょうか?

一説には、戦国時代の「世詰め」から来ているという話があります。

夜間に城を警護する重要な役目だった世詰めは、戦乱の世にあっては、たとえ親が亡くなってもその持ち場を離れることはできなかったといいます。

そんな事情からでしょうか、「世詰め」と「夜爪」の語呂合わせから、親の死に目にあえないといわれるようになったと伝えられます。

あるいは江戸時代のこと。

仏教と並んでもっとも影響力のあった儒教では、爪といえども親からの大事な授かりものだから、ろくろく照明器具もない暗闇で粗末に爪を扱うことは、親不孝な行為になると戒めていました。

こんな道徳観が、現代にまで続いているとも考えられます。

いずれにしても、かなり古い時代からの戒めには違いないですね。

 

尖ったものは霊魂が宿る

古代宗教という観点からすると、爪に限らず、尖ったものや、ものの突端部分に霊魂が宿るという考え方は世界共通といっていいです。

エジプトのピラミッド、インカやアラスカの神殿、南太平洋の巨石信仰、アーサー王の剣伝説、日本の古墳やそこから発掘される石の刀、武士の魂の日本刀、山頂を祀る山岳信仰など、例はいくらでもあります。

おそらく、神社に祀られている男根の御神体と同様、ものの突端にはもっとも生命力が凝縮されており、命のシンボルと見なしてきた歴史があります。

「霊柩車を見たら親指を隠す」という習わしもこれに関係しているが、なかでも爪と髪は、生きている限り生涯伸び続ける部分であるため、ことさらに霊的な力が内在すると考えたのです。

地方によっては、葬儀の際に棺桶の中へ夜に切った爪を入れるという風習が残っているのは興味深いです。

また、人を呪い殺す儀式には、爪を燃やすという行為が欠かせないといいます。

爪を焼くことによって相手の霊魂を抹殺するというのです。

これは、爪を燃やした異臭が、かつて火葬場や案山子の魔除けをも連想させるからではないでしょうか。

獣を焼いた異臭によって鳥獣を追い払ったという「案山子」は、1説には「嗅がし」とも呼ばれ、魔を除ける存在として神格化されるに至っています。

したがって、爪を燃やして異臭を放つことは凶事を招くとして、固く戒められていました。

思えば昔の人々の生活にとって、料理、暖房、照明などいっさいのエネルギー源は、囲炉裏を中心としたゾーニングでありました。

ひょっとしたら、夜に爪を切っているうちに、うっかり囲炉裏の残り火で爪を燃やし、人体を焼き焦がすような異臭を漂わせてひんしゅくを買うことがあったに違いないと想像してしまいます。

(文:知れば恐ろしい日本人の風習:千葉公慈著)

 

ありがとうございます

他にも、「夜に口笛を吹いてはならない」とか「寝言に返事をしてはいけない」とか、何でという訳はわからないけど古より語り継がれてきた風習がありますね。

それらには、神と人、自然と人間たちが深くかかわってるのではないでしょうか。

目に見えない世界のこと、神の世界のことを大切にしながら、今の自分たちの暮らしを必死に守ってきたのかもしれません。

現代のようなものは何一つありません。

ないからこそ、今ではわからなくなってしまったことを大切にしてきたのでしょうね。

私たちも本当に大切にしなければならないもの、を、大切にしていかないといけないです。

目覚めましょう。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

これからも和の素敵 in 浄住寺、宜しくお願いいたします。

 

指切げんまん
「夜に口笛を吹いては行けない」なぜ?

 



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