和の心 20150827 雅楽の華

雅楽の華・女人舞楽  原笙子

 

「不良少女とよばれて」の作者の原笙子さん。

原笙子さんのライフワークは舞楽活動。

後進を育て、まだ人に知られることの少ないこの日本の文化遺産を一人でも多くの人々に知って頂く努力をすることが原さんに課せられた使命と自覚し、楽しい日々を過ごされていました。

そのために必要なことは何でもクリアーしてきました。

結婚に際し唯一の希望は「一生舞楽をさせてくれること。」

原さんの十本の指はよく働きます。

針を持っては装束を縫い仕立て直しをします。

絵筆を握ると迦陵類、胡蝶の背負い羽根、舞台装置の太鼓の装飾をします。

ペンを握ると曲の解説文を書きます。

読書の中で千年ほど昔は女舞として舞われていながら絶えている曲目に出会うと、三十年、四十年かかっても再現を試みます。

地下蔵に眠るぶどう酒のように十二年前には「柳花苑」六年前には「桃季花」そして「唐様五常樂」を蘇らせました。

講演を頼まれると厚かましく出かけ、頂いた謝礼は全て装束の生地になります。

何でもかんでも舞楽につなげます。

そういう暮らしがゆるされる原さんは本当に幸福ものですね。

舞楽がすべての原笙子さんが書かれたこの一冊、熱い熱い思いがこもっています。