和の心 20160506 夕方2

朝がた・夕がた 自然を大切に

 

西洋の考え方では、物事は白か黒かはっきりと区別され、論理的な物言いや意見を堂々と述べることが重要です。

そこで意見をあまり言わない日本人は、国際的な場面で何を考えているのか分からない、しっかり意見を述べるべきとしてきされるのです。

たしかに、すべてを対立の関係でとらえれば、分かりやすいように思いますが、自然の世界は何でも割り切れるようには、なっていません。

そして日本人はもともと、物事をはっきり分けてしまわないで、昼から夜になると夕方とか、夜が明けて昼になっていく朝方というような曖昧なところに、真実の世界を見出すという独特の考えを持っていました。

元旦の初日の出や、秋の真っ赤な夕焼けは、誰でも文句なしに「きれいだなあ。すごいな」と思う。

祖先たちは、四季の移り変わりがある、恵まれた環境の日本列島で、自然と共に生きる生活を続けているうちに、その変わり目の中に美しさを感じ、人には計り知れない神様の神秘的なお力を感じてきました。

私たちも、それと同じ感覚をどこかに持ち続けているからこそ、朝日や夕日に目を奪わるのでしょう。

現代人は、朝の何時何分に日の出があり、夕方の何時何分に日没があると思っていますが、これは間違いで、お日様が昇ってきて初めて朝になるのであり、お日様が西の空に沈んで夜になります。

自然は人間の作った時間通りにはなっていないのに、多くの人がその時間が来たら、お日様が昇ったり、沈んだりするという考えにとらわれています。

そこへいくと、動物は自然に合わせて暮らしているので、夕方になると今まで飛んでいた鳥も、枝に止まってじっとしていますでしょう。

鳥たちは夜が来ることを知っていて、体が順応しているのです。

自然は、リズムにそった生活をすること、神様と人との結び付きを感じてみることなど、大切なことをいろいろなところから、教えてくれています。

(文:にほんよいくに2:元春日大社宮司 葉室頼昭著)

 

電気も火もない時代、人間は動物たちと同じように、日が暗くなると寝て、夜明けとともに起きる生活を何万年と続けてきたのでしょうね。

現代では考えられない生活です。(江戸時代はこのような毎日かもしれませんね)

でも、身体は長年のそのリズムを覚えているのでしょう。

だから、医学ではわからない病気がどんどん出てきているのかもしれません。

もっともっと人間の本能というものに身をまかせてみてもいいかもしれませんね。

さて、今日は早く寝よっと。