和の心 20160528 和の心3

「和」の「心」こそ、日本の最大の長所

 

日本に来て50年、元ニューヨーク・タイムズ東京支局長のヘンリー・S・ストークスさんの著書「英国人記者が見た 世界に比類なき日本文化」の中より。

 

文化が、ある国や民族が培った固有な精神生活から発するものであるのに対して、文明は、より便利な道具や手法を使うことによって、民族や、国や、地域を越えて、世界に広がってゆくものである。

日本は数千年以上もの長きにわたって、独自の文化を育ててきた。

日本文化のあり方には、これから世界が学ぶべきところが、大いにある。

西洋に限らず、人類が戦争のない平和な世界を構築して、共存してゆくために、世界は日本のさまざまな長所を認めて、取り入れてゆくべきだと思う。

日本をよく知るほどに、これから世界に「日本文化の時代」というべきものを、招きよせたいものと、願っている。

これは、私だけではない。

いま、多くの日本に住む心ある外国人が、日本国民の心に触れて、世界が日本を手本にして、日本人の生き方から学ぶべきであると、思うようになっている。

このような「和」による社会は、中国でも、東南アジア、インド、中東、アフリカから、ヨーロッパにいたるまで、どこにも存在してこなかった。

なかでも、今日の世界は、西洋列強が築き上げた文明によって、毒されているといわねばならない。

もちろん、いうまでもなく欧米世界には優れているところが、たくさんある。

他の地域の文化の文化にも、それぞれ長所があるのは、いうまでもない。

もし、西洋に学ぶべきものがなかったとしたら、今日、欧米諸国が世界の主要国とはなっていなかったことだろう。

西洋は近代科学技術を編みだすことによって、人類に未曾有の物質的な豊かさや、医療などの長足の進歩をもたらして、人類の福祉を増進することに、大きく貢献してきた。

私は東京オリンピックの年から50年余りも、日本をジャーナリズム活動の本拠として暮らしてきたから、日本について実体験がある。

1964年に、日本にはじめてやってきてから、イギリスに一時戻っても、アメリカを訪れることがあっても、取材のためにアジアを巡っても、常にその国を日本と比較してきたから、毎日が日本との新鮮な出会いであってきた。

そこから学んだことを、いまのうちに語っておかなくてはならないと、思っている。

日本で生活をしていると、日本人にとっては、ごくなにげないことであっても、外国人にとって驚くようなことが、たくさんある。

外国人の眼は、日本人が日本を再発見するうえでも、きっと役に立つと思う。

円安も手伝って、大勢の外国人観光客が日本の各地を訪れるようになっているが、日本人の「おもてなし」に触れて、多くの者が自分の国や、外国とまったく異なった空間に身を置いていることに気づく。

この「おもてなし」は計算ずくではなく、心のなかから発するものだ。

私は多くの外国人が、日本文化の素晴らしさに気づくことによって、日本から多くを学ぶかたわら、日本人も日本に特有な文化を大切な宝物として守り、未来へつなげていってほしいと願っている。

(文:「英国人記者が見た 世界に比類なき日本文化」:ヘンリー・S・ストークス 加瀬英明著)

 

なんて、ありがたいお話でしょうか。

「外国人の眼は、日本人が日本を再発見するうえでも、きっと役に立つと思う。」

今の日本人の多くが、この国のすばらしさに気づいてない、嫌、それどころか将来に夢があるのかと思う若者がたくさんいる。

これは若者の責任ではなく、我々大人の大きな責任であると思います。

私もまだまだ日本のすばらしさを知らないと思うが、ストークスさんのような外国人の眼から見た日本の素晴らしさを教えていただき、若者たちと共有していきたいと思います。

当りまえのことが、世界から見たら素晴らしい事。

少し前まで当たり前に行ってきた、今、無くなってしまった素晴らしい事。

改めて学んでいきましょう。

 

ストークスさんとお会いしたいです。

どうしたらお会いできるでしょうか・・・・。