少名毘古那神はとつぜんいなくなってしまいます。

 

大国主命の国作りの途中で、その仕事の肝心のパートナー、少名毘古那神はとつぜんいなくなってしまいます。
一説には、常世の国(古代人が描いた海の彼方の理想郷)へ帰っていったといわれています。

でも、なんで突然いなくなったのでしょうね。
だれか教えてください。


大国主命は「私一人ではこの国をつくることなんてできない」と嘆いていました。
すると、また、海を光で照らしながら不思議な神さまが近づいてきました。
そして「私をきちんと祀るならば、一緒に国をつくりましょう」と厳かに告げました。

大国主命が「それならば、どこにお祀りすればいいのでしょうか」とお尋ねになると、その神さまは「私を大和国の、周囲を青々とした垣のようにめぐっている山の上に祀りなさい」とおっしゃいました。

 

和の心 大神神社2013.11.08


このお山が奈良の御諸山(みもろやま)、現在の三輪山。
大物主神(オオモノヌシノカミ)が鎮座されている神の山であり、麓には三輪山をご神体とする大神神社(おおみわじんじゃ)があります。

ここでやってきた神さまは大物主神。
大物主神は大国主命の「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」(幸魂は獲物や収穫をもたらす力、奇魂は健康をもたらす力といわれています)、大国主命と大物主神は同一神であるとも考えられています。


ところで大神神社、私の大好きな神社の一つです。

神社には通常本殿と拝殿がありますが、大神神社はご神体が三輪山そのものであるため、本殿がありません。
拝殿と三輪山の間に、めずらしい三つ鳥居があり、そこから三輪山を遥拝する形になっています。

三輪山は長いこと禁則の地とされてきましたが、現在は摂社の狭井神社でお祓いをしてもらった、登拝することが許されています。