ソメイヨシノは桜の代表的な品種。その理由とは?

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ソメイヨシノと言えば、日本を代表する桜です。
桜が咲くと春だと感じられるのは、四季を目で見て楽しめることであり、桜の開花予想はソメイヨシノを基準にしているほど、私たちに親しまれている桜ですよね。

日本の桜のほとんどが、ソメイヨシノだと言われている有名な品種ですが、実は品種改良されて誕生した桜だということをご存知でしょうか。
オオシマザクラとエドヒガンを交配種させて、誕生したのがソメイヨシノです。
江戸中期から末期の間に誕生し、明治時代以降に全国区として人気の桜になっていきました。

名前の由来は江戸の染井村から・・・

ソメイヨシノの名前は、どのようにしてつけられたのでしょうか。
昔から桜の名所と呼ばれていたのが、奈良県の吉野山です。
吉野山の桜といえば和歌に登場するくらいに有名なことで知られていました。

ソメイヨシノは江戸の染井村で作られた桜でしたが、桜の名所のからヒントを得て植木屋さんが自ら「吉野桜」と命名して売り出したという事です。
吉野という名前から、もしかしてこれは・・・と奈良の吉野山の桜だと勘違いし、人気に火がついた・・・という流れは現代にも共通するものを感じ、どこかほっこりしますよね。

しかし、吉野山の山桜とは異なる品種ということがわかってしまいます。
これでは本物の吉野山の桜と勘違いしてしまうということで、1900年頃に発祥の地である染井村の名前を取って、ソメイヨシノ(染井吉野)と正式に名前が決まったそうです。

ソメイヨシノの特徴は?

ソメイヨシノといえば、大きな花びらにほんのりピンクが混ざったような淡い花ですが、優雅で綺麗な印象を受けますよね。
満開時には純白になり夜桜も楽しめるという、幻想的な雰囲気を醸し出しているのでお花見には欠かせない存在なのです。
昼間と夜の魅せ方を知っている妖艶なイメージを兼ね備えているのが、ソメイヨシノの魅力なのかもしれません。

たくさんある桜の中でも開花時期が比較的早く、卒業や入学シーズンには満開になることが多いということも特徴のひとつです。
若木でも花を咲かせることができるので、成長が早く見ごたえのある桜ということから、いつの間にかソメイヨシノが多くを占めるようになったのかもしれません。

花が密接して開花するので、1本だけでも存在感が際立ちます。
四季を大切にする和の心から、学校や公園に多く植えられている理由もなんとなくわかる気がしますよね。

手入れが最も必要な桜

ソメイヨシノは、桜の中でもお手入れが最も必要な桜です。
ソメイヨシノは、病気にもなりやすく自然に種から育つことができないので、大変手のかかる樹木とも言われています。

人が愛情を込めて挿し木や接木を行い、ソメイヨシノの苗を育てていくところから、ゆっくり時間をかけて成長させていくのです。
人の手によって桜の木が立派に育ち、満開の桜を眺めることができるのは、自分の子供を育てるような感覚に似ている気がしますよね。

木は100年以上生き続けるものがあると言いますが、ソメイヨシノは短命で人と同じくらいの寿命だとも言われているのです。
だからこそ、儚く散ってしまうソメイヨシノを見ると、出会いや別れを強く感じてしまうのかもしれません。

ソメイヨシノの花言葉は、高貴、純潔。どこか控えめで清楚なイメージにピッタリです。
枝に満開になっていくソメイヨシノを見上げると、春を感じ新しい気持ちになりますよね。
しかし、沖縄は温暖差がなく桜特有の休眠打破ができないため、残念ながらソメイヨシノが見られる機会が少ないということも・・・。

日本には何百種類という桜の品種があります。
その中でソメイヨシノが各地に広まったのは、人々の桜に対する愛情とソメイヨシノが人の手によって生まれたからなのかもしれません。
桜の開花宣言を楽しみに、春の訪れを期待したいですね。



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