和傘とはどんなもの?和傘についてもっと深く知ってみよう

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和傘とはどんなもの?和傘についてもっと深く知ってみよう
和傘は、着物姿に添えると古風な美しさを彩り風情を感じますよね。
和紙と竹で作られている和傘は、通常の雨具として活用することは、今の時代ではなかなかありません。
しかし着物を毎日着こなしていた時代から、日本の傘として親しまれてきたのが和傘です。

平安時代あたりに、位の高い貴人のみが日傘や魔除けとして和傘を使用していたと言われています。
傘は日本で発明されたのではではなく、唐傘という呼び名で中国からやってきたそうです。

当時は、現在の開閉できるタイプではなく大きな傘が特徴で、傘が開いた状態のものでした。
時代の流れとともに傘が閉じることもできるようになり、江戸時代くらいには雨具として使われるようになったのです。

和傘は番傘と蛇の目傘など種類がある

和傘に種類があることをご存知でしょうか。
よく時代劇をみていると、男性が持っているしっかりとした骨組みの和傘を目にしたことがありますよね。
あの骨太な傘が、番傘です。

決してお洒落な和傘とは呼べませんが、金額もお手頃だったということで、江戸時代の一般庶民に好まれていたと言われています。
竹と防水効果のある油紙を使って番傘を作るのですが、30本くらいの竹の骨をしっかりと組み立てていくので、見た目通りに重さがあるのが難点かもしれません。

基本的には男女共に使用できるのですが、柄の部分が細いタイプの和傘を女性が好む傾向があり、現在では男性用として使用されることが多くなっています。

蛇の目傘は、和紙の色を変えて蛇の目模様になるように、和紙を張り合わせていくお洒落な和傘です。
お坊さんや医師が使っていましたが、歌舞伎の小道具としても蛇の目傘を用いられるようになり、人気になっていきました。

和傘職人は元武士の第二の転職だった?

和傘は、江戸時代には現在のように雨の日には欠かせないものとなっていきました。
まだ工場もないこの時代に、和傘はどのように普及されていったのでしょうか。

江戸時代も中期になっていくと、武士も廃業する割合が多くなっていき、転職を余儀なくされていきました。
そこで、和傘作りをしてお金を稼いでいたと言われています。

手先が器用なイメージがある武士の手作り和傘を、一度でいいから拝見してみたいですね。

和傘は雨の日に使うと丈夫になる

和傘は、油を塗った和紙から作られていましたが、雨で和紙が濡れてしまう度に、和紙が固くなって丈夫になります。
和紙だからすぐ雨がしみ込んできそう・・・と警戒したくなりますが、心配は無用なのです。
昔の知恵というのは、一生の財産になると言われますが、思わず納得ですよね。

和傘は、私達が普段使っている洋傘タイプとは違い、外側ではなく内側に和紙が収まる仕様が施されています。
そのため、傘がなかなか広がらずに悪戦苦闘してしまうこともありますので、広げるためのコツが必要かもしれません。
使用後にしっかりと乾かすことで、劣化を除けば何度でも和傘を使用できるのです。
しかし、和紙ということで雑に扱ったりぶつかってしまったりすると破けてしまいますので、丁寧な使い方を心掛けましょう。

和傘を見ると、着物を着て歩いてみたくなりますが、鮮やかな和傘を雨で濡らしてしまうのは、破けないとわかっていても躊躇してしまいそうですよね。
洋傘とは違った感触に、職人の心を感じることができるかもしれません。

雨に濡れた和傘は、柄の部分を持つのではなく和紙側を上にして持つのが正しい持ち方です。
使用後がちょっと持ちにくいですが、和傘が広がらないように持つことがポイント。
しかし、丁寧に扱っていても、色が褪せてしまうということがありますので、直射日光を避けて使用したくなるかもしれませんね。

ミニチュアの和傘もありますので、部屋のインテリアとしても素敵に飾るのもおすすめです。
見方を変えると、和傘の印象も変わっていきます。
お洒落な和傘を片手に、昔ながらの街並みを感じながら、晴れ着姿で出かけたくなりますね。

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