叔父の教え 「ホーホケキョ」

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浄住寺でも、そろそろ鶯の鳴き声が聞こえてくること。

春はすぐそこまで来てますね。

 

叔父の「にほんよいくに」より。

 

まだ少し寒い春さきに、神社の森を歩いていたら、「ホーホケキョ」と、遠くで鳴く声がした。

「あら、うぐいすね。」と、お母さんが言うから、みんな耳をすませた。

「ホーホケキョ」今度は、はっきり聞こえた。

「ああ、聞こえる。うぐいすが鳴くと、なんだか春らしい気がする。」

お父さんも、いっしょうけんめいうぐいすをさがすけど、なかなか見つからない。

すると近くに木のえだから、「ホッ、ホケッ、ホ」

「あれ、なんだかへんな声がするな。」

ぼくは気づいた。

そして、じっと待っているとまた、「ホー、ホー、ホケッ」と、つまったような鳴き声が聞こえた。

「まだわかいのかな。うぐいすも鳴き方を教わらないとうまく鳴けないのだろう。」と、お母さんとお父さんが話していた。

ぼくはふしぎに思って、お父さんとお母さんに「うぐいすは、鳴き方を教えてもらうの?」と聞いてみた。

すると、お父さんが、「なんだって勉強しないで、すぐにできるわけないさ。」と、教えてくれた。

うぐいすが鳴き方の勉強するなんて、なかなかおもしろい。

 

【日本人としての遺伝子】

遺伝子の中にホーホケキョと鳴くことは入っているはずなのに、親の声を聞かせて教えないと目覚めない遺伝子があるそうです。

姿形はうぐいすでも、ホーホケキョと鳴かないなら、はたしてうぐいすといえるのか。

今の日本にはホーホケキョと鳴けない、鳴くことをしらない日本人がいっぱいいるのではないでしょうか。

姿形は日本人でも、日本人の心をまったく持ってない人がとても増えています。

我々が生物として生きるための遺伝子、心臓を動かしたり、お腹がすいたらご飯を食べたり、眠くなったら寝るというような生きるための遺伝子は、放っておいても活動します。

けれど、人間としてとか、日本人として生きるとか、そういう遺伝子は親が教えてくれないことには活動してこないということでしょう。

日本のものをかえりみないで、外国のものにあこがれ、まねばかりする人がいます。

けれども今はホーホケキョと鳴けなくても、遺伝子の中に入っているのだから、それに目覚めてほしいと願っています。

長い歴史によって培われてきた日本の伝統と文化、そしてすべてのものとともに生きようという世界に稀なる人生観を、ぜひ子供たちに伝えてほしいのです。

それには学校だけではだめです。

家で教えることが最も大切です。

そうして祖先たちが昔から伝えてきたものを受け継ぎ、子どもたちが日本人としての誇りと自信を持ってりっぱな日本人の大人に成長すれば、日本の未来は輝いていきます。

祖先から日本人としての遺伝子を受け継いでいるわけですから、親がホーホケキョと鳴けば、子どもさんは素直に鳴くと思います。

だから、両親や祖父母が一生懸命ホーホケキョと鳴いて、日本の国や日本人のすばらしさを伝えれば、りっぱな日本人の子どもとして育っていきます。

 

 



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