今日は勤労感謝の日 食卓で多くの人のおかげ様を知る日です。

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今日は勤労感謝の日 食卓で多くの人のおかげ様を知る日です。

新米を炊いて作ったおにぎりのふくよかな味だけでぜいたくな気分になれるのは、日本人だからでしょうか。
「秋の実り」に思わず、感謝の気持ちがわきあがります。

 

和の心 新嘗祭2013.11.23

今日は「勤労感謝の日」です。

戦後生まれのこの祝日は、戦前の祭日だった「新嘗祭(にいなめさい)」に由来します。
宮中では、身を清めた天皇陛下が神々に新穀を供えて一年の収穫を感謝するとともに、自らも食することにより国に実りをもたらす力を得られるとされています。

史料としても『日本書紀』に残るほど起源は古く、朝廷だけでなく農村でも新穀への感謝の祭りが行われていました。
いわば皇室と民間とが一体となった秋の収穫の感謝祭だったのです。

食事の際には「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶(あいさつ)を交わしますが、これは食事を提供してくれる人はもちろん、農漁業などに従事する人や農具の製造者、産物を届けてくれる業者といったように、目には直接見えない無数の人々の「働き」に感謝する日本の伝統的な美風ではないでしょうか。

子供が茶碗(ちゃわん)にごはん粒一つでも残すと、「お百姓さんが一年かけて作ったものだ」と親は厳しく叱ったものです。
かつては、ごく一般的な家庭の食事風景の中に、そのようなしつけがあふれていました。
だけど昨今は、家族で食卓を囲まない「個食」が増えるなど食事形態が大きく変わり、子供へのしつけはおろか食事の挨拶さえも忘れられつつあしますね。
残念でならないです。

「働き」への感謝はまた、季節を巡らせてくれる自然にも向けられるべきでしょう。
新嘗祭に際して陛下が勅使を差遣される伊勢神宮には、新嘗祭のほか2月の祈年祭、9月の抜穂(ぬいぼ)祭、10月の神嘗(かんなめ)祭など季節ごとの農耕に深くかかわる重要な祭儀が数多くあります。
日本人がいかに、季節の恵みを大切に思ってきたかがうかがえますね。

その伊勢神宮で先月、式年遷宮の遷御が行われたことに加え、田植えなどの行事や四季を尊重した「和食」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に正式登録される見込みとなりました。
今年は例年にもまして意義深い「勤労感謝の日」となりました。

家族みんなで食卓を囲み、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」と祝日法に規定された趣旨を、あらためてかみしめる日としたいです。

ありがとうございます。
(参考:産経新聞 主張)



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