すき焼きを関西で食べる時の心構えとは

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すき焼きを関西で食べる時の心構えとは
すき焼きを関西で食べる時には、ちょっとした違いを知っておかないといけません。
お馴染みの和食メニューも地域が変われば多少違う点も色々あるようです。
ではすき焼きを関西で食べる時はどんな心構えが必要なのか、詳しく見ていきたいと思います。

関西のすき焼きは焼く?!

すき焼きを関西で食べる時にまず衝撃を受けるのは、すき焼き肉を最初に焼いてしまう点です。
すき焼きは「煮る」ものだと思っている方が多いと思いますので、関西のすき焼き料理店やご家庭で食べる時には作り方の違いに最初から度肝を抜かれてしまうかもしれませんね。

使うお鍋はすき焼き専用鍋でも良いですし、最初に肉を焼くときはホットプレートを使ってもOKです。
熱く熱した鍋に牛脂を入れて全体に脂をなじませたところへ、すき焼き肉をバラバラにしながら入れて、全体的に焼き色がつくまで調理します。

普通ならすき焼き鍋に材料を全部入れた状態で、一気に加熱してぐつぐつ煮た状態にしますよね。
でもすき焼きを関西で食べる時には、肉を最初に別に焼いておくのが常識なのです。牛肉のうまみをぎゅっと閉じ込めるには焼いた方がいいのかもしれません。

味付けは甘め

肉を焼いて作る関西のすき焼きの味付けはどのようにするかというと、一般に使われる「割り下」ではなく、しょう油、砂糖、日本酒を肉にかけて味付けをします。
砂糖は多めに入れるのでちょっと甘すぎ?と感じる人もいるかもしれません。
調味料を入れた後は肉に味が浸み込むまで軽めに煮込みます。

割り下はだし汁で伸ばしてあるので味の浸み込み具合がよく、濃さも調整しやすいですよね。
関西のすき焼きの場合は味が濃く注意しないと焦げてしまう可能性があります。
そのため水分調整としては、後で日本酒を足すなど焦がさないように火加減にも注意しないといけません。

一度火をつければあとは出来上がりを待つだけ、という一般的なすき焼きと比較すると関西は工程が色々ある点が特徴です。

野菜は後入れにする

すき焼きを関西で食べると野菜の豊富さに驚かれる方も多いようです。
最初にすき焼き肉を焼いて調味料を入れた後は白菜やしらたきなどお馴染みの肉以外の素材を鍋に入れます。

しかし関西のすき焼きは割り下を使わないため水分が少な目になるので、野菜の水分が大量に必要になります。
特に白菜などの水分豊富な野菜はたっぷり目に入れて、火が通りにくい固い芯の部分やネギは早めに投入しておくと安心です。

肉は一番下になっていると焦げる確率が高くなりますので、野菜と上手に混ぜながら肉を鍋の上面にひっぱりだしておいてもよいでしょう。
味付けが足りない時は野菜に火が通ったら、さらに砂糖、しょう油、日本酒を足して最後の味調整をします。

ちなみに関東のすき焼きとの違いはなに?

関西のすき焼きは関東と比較すると色々と違う点がありますが、まず肉を焼かないのが関東風すき焼きの特徴です。
関東ではすき焼き鍋に肉、野菜、しらたきを入れて割り下で煮込みます。食べる時は関西も関東も同様に溶き卵をつける点は同じですが、基本的にすき焼きの具材は煮て作るのが関東風です。

そもそも関東は、昔関東大震災以前「牛鍋」と呼ばれるすき焼きの原型となる食べ物があり、震災の影響で牛鍋屋さんが消えてしまったという背景があります。
そんな時代に関西からやってきたすき焼きが、関東の牛鍋風にアレンジしれ食べるようになった歴史があるのです。
今は地域に関係なく「すき焼き」として作り方は多少違っても同じメニューとして存在しています。

 

すき焼きは関西で有名な老舗がいくつもあります。
いつもとは違った食べ方をするのも、新たな美味しい発見になるかもしれません。
野菜と牛肉のうまみがぎゅっと閉じ込められた美味しいすき焼きは、ちょっと変わったオリジナルの食べ方を考えてみるのも楽しいですよ。

 

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