和の心 20140127 掛け軸

お茶席にどうして掛け軸があるのか。

 

お茶席にどうして掛け軸があるのか。


昨日の和の素敵のお茶のお稽古のテーマは掛け軸。
昨日のFBにも「いろいろと教わりました」と書きましたが、もっともっと知りたいことがいっぱい。

そもそも何で掛け軸が掛けられてるのか?


掛軸(かけじく)は、裂(きれ)や紙で軸物に表装して、床に掛けられる書や画で、茶道ではふつう「掛物 (かけもの)」 といいます。
『南方録』に「掛物ほど第一の道具ハなし」とあるように、茶席で最も重要とされ、茶事や茶会の主題というべきもので、茶道の道具の取り合せの中心となるものです。
室町時代には唐絵が多く掛けられていましたが、村田珠光が一休禅師から墨跡を印可の証として授かってから、仏画や唐絵に代わって墨跡を掛けるようになり、武野紹鴎が藤原定家の「小倉草子」を掛けてから、茶席に古筆を掛けるようになり、江戸時代に入ると古筆切や色紙、懐紙が、宗旦時代からは茶人の画賛も掛けられるようになります。 

お客様を招いた茶席(茶会、茶事など)のメインテーマは、掛軸の言葉に表わされています。この言葉の意趣で、お客様をお迎えし、お客様にはその意趣で、安らぎの時を過して戴きいという思いからですね。

掛軸の言葉は、書かれた文字の通りではなく、その奥には必ず、禅茶の心、日々の生き方への諭(さと)し、自分づくりのヒントが内包されています・・・これこそ大事な茶道の要素、「茶道は奥が深い」と言われる由縁です。



簡易的、いやいや簡素な和の素敵なお茶のお稽古の場ですが、今まで3回のお茶のお稽古で感じたこと。

それは、お茶のお稽古に来られる方への準備です。
私もお茶会に参加して初めて感じられた(まだまだわかったとは絶対に言えないので)のは、若宗匠のお手伝いで準備をお手伝いさせていただきわかった会が始まるまでの大切さ。

若宗匠がどれだけ真剣に準備をしているか。
なんでもそうですが、自分のためではなく相手のことを思うことが大切。
そう、この簡単そうなことが一番難しい。

これが「おもてなし」なんでしょうね。

人の見えない所で、お席に来られるみなさまの事を考えて今できることを最高に演出する。
それも、一日二日で作ったものではなく長い時間積み重ねてきたことを。

そのお席への思いを、掛け軸を通して書や画で現わしてるんでしょうね。

古いから、有名な人が書いたからではなくて、その時の主人の思いがいっぱい詰まった掛け軸だから素敵なんです。