「地唄舞」とっても素敵なんです。

 

「地唄舞」とっても素敵なんです。

和の心 山村若女 2014.01.27




昨日、始めて地唄舞を見てきました。
山村若女さんの「第十回 なら 玉響(たまゆら)の会」にお誘いいただき、奈良能楽ホールに行ってきました。

地唄舞、ご存知ですか?

地唄舞とは上方舞(かみがたまい)ともいい、江戸時代中期(1800年頃)から末期にかけて上方で発生した日本舞踊のひとつです。
着流しに、屏風を立てた座敷で舞う素踊りを基本としています。源流となった御殿舞と、能を基本にした静的な舞に、人形浄瑠璃や歌舞伎の要素を加味しており、しっとりとした内面的な舞い方をします。
歌舞伎舞踊より抽象的で単純化された動きでもあり、伴奏に地唄が用いられることから、地唄舞と呼ばれました。

京都の祇園甲部の芸妓・舞妓で発展した井上流も地唄舞で京舞(きょうまい)と呼びます。

地唄舞の作品には、能楽から借用した、格調が高く重厚味のある作品の「本行物(ほんぎょうもの)」、女舞の色っぽい情緒のある作品の「艶物」(つやもの)、歌舞伎舞踊を上方舞に取り入れた「芝居物」もの、そして、軽妙でしゃれた味のおどけ物の「作物(さくもの)」があります。


山村若女さんの舞「ぐち」は本当に艶やかでした。

「ぐちじゃなけれど、これまあ聞かしゃんせ」と話し言葉のようにして始まるこの曲。
たまにしか逢えない男との久しぶりの逢瀬の嬉しさと朝が来て別れねばならない辛さを歌ったものです。
駒下駄を履いて細い路地を恋しい人のもとへ急ぐ様子、早くも明けの鐘が鳴って胸驚かす様子を情緒豊かに、そしてどことなく哀愁が。

「艶やか」って言葉は知ってても、今まで「艶やか」を感じたことはなかったです。
でも昨日、始めて感じました「艶やか」を。
舞台にくぎづけでした。

素敵な地唄舞。
山村若女さん、本当にありがとうございました。

(写真:山村若女ブログより、http://yamamurawakame.blog111.fc2.com/