江戸しぐさ「七三の道」

 

江戸しぐさでのたしなみで「七三の道」 ご存知ですか。

 

道を歩くときは、七割が公道、三割が自分の道、と心得て、他の通行人の邪魔にならないように配慮することです。
横に並んで道を塞いで歩くことは、江戸っ子の間では野暮とされていました。

 

 

 

江戸しぐさとは、ほとんど忽然と生じた巨大都市江戸で二百六十余藩から出てきた人々との間でのいさかいを未然に防ぐためのマナーといっていいですね。
いさかいを未然に防ぐマナー、といへば現代社会にも通用すること間違いなしです。
なのに、一般にはなぜか忘れられてしまって残念です。

 

思えば、戦後教育で自己主張を是とする風潮が強まりました。
一概に否定はできませんが、しかし「過ぎたる」は何とやら、譲り合い、お互いさま、の思いがあればうまく収まることもたくさんあるのではないでしょうか。

 

江戸しぐさ、まだまだ学ぶことが多そうです。

 

(浮世絵:歌川広重 東海道五十三次 日本橋)