「春のお彼岸とぼた餅」

 

春分と秋分の前後三日の七日間を「お彼岸」といいますね。


先祖を供養するためにお墓参りをしたり、仏壇にお供え物をしたりします。

 

 

 

お彼岸が近づくと、あちらこちらで仏花を大切そうに抱えて歩くご年配の人たちの姿を見かけます。
亡くなられた人を大切に思う気持ちが歩く姿にじんわりと表れているようで、こちらの胸までおだやかに温められていくような気がしますね。

 

日本独自の行事ですが、四季の移り変わりがはっきりしている国ならではの風習なのかもしれません。

 

春のお彼岸には「ぼた餅」、秋のお彼岸には「おはぎ」をお供えしますが、この二つの違いを知ったのは、ずいぶん年を重ねてからでした。
それまでは、おばあちゃんが作るのがぼた餅で、お母さんが作るのがおはぎでした。
でも実は名前が違うだけ。
その季節に咲く花にたとえて、春には牡丹が咲くから「牡丹餅」、秋は萩が咲くから「お萩」と呼ぶ、という説があります。

 

京都の菩提寺にお参りに行かなくては。
みなさまは、行かれましたか。

 

ご先祖様、いつもありがとうございます。

(絵:葛飾北斎 牡丹に蝶)