一家に一社「神棚」が最近ないな・・4

 

 

一家に一社「神棚」が最近ないな・・4

みなさん、「桧皮(ひわだ)」をご存知ですか?

 

桧皮は樹齢8~90年生以上のヒノキの立木から表皮を剥いだものですね。
国宝に指定されている建物200 余棟の約三分の一の屋根がこの桧皮で葺かれています。
日本古来から伝わる伝統的手法で、世界に類を見ない日本独自の屋根工法です。

 

 

 

 

 

重要文化財や宮内庁所属の建物を含めると、この 十数倍になる。桧皮の屋根の耐用年数は約35年で、これらの屋根を支障なく葺き替えるためには約 3,000haの高樹齢のヒノキ林が必要なことが試算されています。
近年、この桧皮の供給が不足がちで、これらの屋根の葺き替えに支障が生じてきているといわれています。

 

桧皮の屋根は、現存している建物で一番古い室生寺五重塔で1200年を越す歴史を持っているので、 その発生はこれよりはるかに古い昔にさかのぼるものと見られています。
その間、必要に応じ桧皮は供給され 続けてきたことになりますね。

 

一本の立木から最初に剥がされた皮は荒皮と呼ばれ、桧皮として品質が悪くまた収量も少なく、最初 の皮を剥いで10年くらいたつと、新しい表皮が形成され二度目の皮が剥げるようになります。この皮は黒皮 と呼ばれ、最初の荒皮に比べ品質もよく、収量も多く、以後10年ごとに黒皮が採取できということです。

 

桧皮を剥ぐ人を原皮師(もとかわし)と呼びます。
原皮師は兵庫県氷上郡山南町の人達が中心になって 技術を伝承してきました。

桧皮を剥ぐ対象地は京都府北桑田郡京北町を中心とした関西地方です。


原皮 師が山主と交渉して、桧皮を剥がさせてもらうというやり方が古くから慣行として行われてきました。
しかし近年原皮師の数が減少し、また、ヒノキ林も若齢化してきて黒皮の採取が困難になってきてお り、今までのような古くからのやり方では桧皮の必要量が確保できなくなってきました。
その対応策が、 いま、文化庁を中心に急がれています。

 

今年は、出雲大社の御遷宮。
多くの桧皮が使用されています。
これらの桧皮は、木曽国立公園内のヒノキからと聞いてます。

 

神棚にもちゃんと桧皮を用いたものがあります。
神社と同じように桧皮をもちいた神棚、厳かにお家に祀られるのもいいですね!