「陰徳を積む」

 

 

「陰徳を積む」

 

生物のいのちが続くというのは、伝え、順応し、待つ。
この三つで生物は進化を続け、いのちを伝えています。

 

 

 

この伝統を伝えるということ、そして、いろいろな厳しい環境に順応し、去っていくのを耐えて待つことが必要なのです。

 

しかし、人間はそれだけではありません。
人間が何のためにこの地球上に生まれたのかということが重要です。
人間は、他の生物とはまたく違った目的で誕生したのだと思います。

 

つまり、それは、神の世界を見て、こんなに素晴らしい美の世界だということを表現するために、神様は人間というものを産み出されたのだと私は考えています。

 

それは人間だけが優れ、他の動物が下等というのではありません。
ただ人間は、この目的のために進化を続けているということです。
そして、さらに人間の場合、ただ進化しただけでは、命は伝わっていかないのです。

 

そこには 「徳」 というものが必要だと思っています。

とくに日本人はこの徳を積まないと、いのちが子孫に伝わっていかない民族だと思うのです。

 

この陰徳を積んできた家が今続いているのであって、陰徳を積んでいない家は、いのちというものが続いていないように見受けられるのです。

 

普通、人はこれだけ尽くし世話をしたのだから、感謝してほしいと思うことがよくあります。

 

しかし、そうすると、もうそれは陰徳ではなくなってしまうのです。
感謝や見返りをいっさい求めない。
人の喜ぶことをしていれば、それが一番いいのです。

 

そういうことの、積み重ねが陰徳になり、やがて子々孫々にまでその陰徳が及んでいくのです。

 

この陰徳と関連して、大きな努力と小さな結果ということも大切なことです。

 

大きな努力をして小さな結果を望みなさい。
この逆をやって小さな努力で大きな結果ばかりをもらっていると
いずれ滅びてしまいます。

 

この世の中というのは、栄えるというのではなく、続くということが一番大切なことなのです。

 

会社がどんなに儲かっていても、潰れてしまっては元も子もありません。
何事も、いかにしたら続くか、ということを、第一に考えるべきなのです。

 

(神道 いきいきと生きる/葉室 頼昭)

 

 

「陰徳を積む」

望んでしまってばかりですね。

してあげたのに!
こんなにしてるのに!
いいな、うらやましいな!
何で、私だけが!

って。

欲があるから、望むんでしょうね。
欲をなくせるんだろうか。

今から、もっともっと徳を積んで、精進した毎日を過ごしていかなければ。

「ありがとうございます」いっぱいで。