「虫干し」

 

 

「虫干し」



土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節です。

1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつで、俗には、夏の土用(立秋直前)を指すことが多いです。
夏の土用の丑の日(明日ですね!)には鰻を食べる習慣がりますね。

 

20130802



この夏の土用は7月下旬~8月上旬で、虫の害や黴を防ぐため、着物や本などを日に干したり風にあてたりするのが「虫干し」です。


「土用干し」とか「虫払い」(夏の季語)ともいったのは、湿気が多い季節なので箪笥からだすのが目的なのです。



東大寺の正倉院は校倉(あぜくら)造りで、これは三角材でできていて、湿気の少ない時期には乾燥するので木が縮み、倉の中に乾いた空気が入ります。
そのくらい虫の害や黴を防ぐために、宮大工は計算して倉を設計します。
それでも年に1回、夏から秋にかけて宝物を表に出して風を通します。
いわゆる虫干しです。


これを「正倉院の曝涼(ばくりょう)」といいます。



昔の人は、よく虫干しをしました。
先人の生活の知恵です。
いつでも着ている着物は、汚れは付きますが、虫の害や黴はありません。
なぜなら風が通っているからですね。



虫干しするのは、快晴が続いたあとの乾燥した日が最適です。
午前9時ごろから午後3時頃、風通しのよい場所に、時々向きを変えて全体に風が通るようにすれば、より安心です。
汗をかいた着物は風通しのよい場所で、ハンガーにかけて2~3日風にあてます。




先人たちの知恵、素晴らしいですね。


さあ、この週末は、箪笥から着物を出してきて虫干しをしましょう!