「日本の夏の工夫」

 

 

「日本の夏の工夫」



今日は立秋。
秋はすぐそこまで来てるのかな。


まだまだ、残暑厳しき毎日ですが、昔から、日本人は夏のすごし方に工夫をこらしてきました。
日本の家のつくり方も、「夏をもって宗とすべし」というように、夏に快適であることを基本としてました。

 

 

20130807

 



それは、冬になると雪にとざされる東北でも、暖房設備が発達しなかったことからもわかります。
冬の寒さは我慢できても、夏の暑さは我慢の限界をこえていたから、なるべく風通しのよい、開放的な家のつくりが、日本建築の伝統でありました。



日本の家には、窓というものがほとんどありません。
障子をあければ鴨居から敷居まで解放されるから、座敷は庭からの風を前面に受けられます。


ここで大事なのは座敷と庭の間の「縁側」。
内と外を結びながら、どちらとも付かず離れずの縁側こそ、夏のための空間でありました。


夕暮れどきになっても、縁側は座敷のなかほど暗くはないし、といって昼間の余熱を残す土からは一歩しりぞいて、そこに憩う人の姿も、心なしか”はんなり”と見えます。


縁側の延長が道端に置いた縁台(床几)ですね。
ついこの間まで、ここに腰掛け、うちわ片手に蚊遣り(かやり)をたいて将棋をさす男たちが街角でみられたものです。



縁先には水が打たれる。
道にもたっぷり打水をする。
水は一番うれしい夏のご馳走ですね。
(文:熊倉功夫)


一昔前に、当たりまえにあった夏の風景。
猛暑の日でもとっても涼しそう!
そして、心ゆたかな人たちですね。