伊勢の「お白石持行事」

 

 

伊勢の「お白石持行事」



日本全国に数え切れない程もある神社の中でも頂点に位置する伊勢神宮は、神様の鎮まりませる神域への立ち入りは何人と謂えど決して許されておりません。


我が国の最高神がお住まいになる壮大な神殿がどのような姿をしているのかを直接見ることは、栄華を極めた富豪であろうと権力者であろうと絶対に不可能なのです。
しかし20年にたった1度だけ、一般の平民に神殿間近にまで立ち入る機会が与えられます。


 

 



それが「お白石持行事」です。
「お白石持行事」は、一連の伊勢神宮遷宮諸行事のひとつです。
素晴らしいご縁をいただいて、来週行ってきます。



新しい御正殿の敷地に敷き詰める「お白石」を奉献する民俗行事で、宮川より拾い集めた「お白石」を奉曳車・木そりに乗せ、沿道や川を練り進みます。
神域に入ってからは、一人ひとりが白布に「お白石」を包み、遷宮後は立ち入ることの出来ない新宮の御垣内、真新しい御正殿の近くまで進み、持参した「お白石」を奉献する行事です。



お白石持行事は、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として選択され、また伊勢市の「無形民俗文化財」として指定されています。


「お白石持行事」は、お白石を拾うことからはじまります。
奉献するお白石は、紀伊山系の大台ケ原を源とする宮川流域で拾います。


宮川は、日本有数の多雨地帯である大台山系を源流とし、 大内山川などの支流と合流して、伊勢湾に注いでいます。
延長は約90km、流域面積は920㎢に及ぶ三重県内を流れる川では最大の河川です。
各町奉献団それぞれが、お白石実施年度の2~3年前より宮川に出向き、拾い集めて準備をします。集めたお白石は奉献まで、各町の清浄な場所で大切に保管されます。


9月1日までの計22日間、77の地元奉献団約15万7千人、全国の神社関係者約7万3千人が参加されます。



すばらしいですね。
10月の遷宮に向けて、伊勢全体が一つになって遷宮のお手伝いをしていく。


清い心の人たちの手による白石。
神様もきっとお喜びのことでしょうね。