お箸のお話2 たかがお箸されどお箸。

 

 

お箸のお話2 たかがお箸されどお箸。

 

 

和の心 20140225 お箸

 




日本人は、箸に始まり、箸で終わる唯一の民族です。

生まれてまもなく御食い初めでお箸を使い、三度の食事に箸を使い、葬儀では、骨をお箸で拾います。
お供え物のご飯にはお箸を立てて供養します。

お箸とは日本人にとって生活の中に溶け込んだ必需品であると同時に精神に根付いた非常に重要な道具でもあります。

「はし」という日本語は向うとこちらの二つの世界をつなぐ橋渡しの役目を持つ道具につけられたもの。 
端と端をつなぐ「橋」、高いところと地上をつなげる「はしご」。
「お箸」も例外ではなく、口に運ぶ先は人のもの、もう片方の端は神様のものとして考えられていました。
ですから食事の時にはお箸に神様が宿ると考えられていたのです。

また、お供え物をするときにも「竹」が神さまと人「(者)」とをつなぐ役目をしたことからこの道具が「箸」と呼ばれるようになったわけです。
つまり、使うことで神様に感謝を捧げる、人と神様を結ぶ”橋渡し”の道具ということになります。

正確な起源は解明されていませんが、お箸のルーツである神事に使われていたという木を折り曲げて作られたピンセット型の お箸が奈良の正倉院に現存しています。

今と同じ二本の箸になって食卓で使われるようになったのは遣唐使が唐で2本に分かれた箸が使われているのを見て日本にその食文化を持ち帰り、朝廷内の食事に取り入れたといわれています。

古代人が火を使って調理をするようになり、熱い食べ物を手で持つのが大変なので木の枝を折ったり、枝を削った箸を使われるようになったようです。
(文:箸ギャラリー門)

写真は金毘羅宮の「七膳片箸」(しちぜんかたはし)
お箸が一膳だけそえられてます。
珍しい、なんでだろう。