2月をなぜ「如月」とよぶのでしょか?

 

 

2月をなぜ「如月」とよぶのでしょか?

 

和の心 20140228 如月 浮世絵

 



2月も今日でおわり、明日から3月、弥生です。
2月の終わりの日に申し訳ございませんが、今朝、ふと「何で二月は如月というの」って思ったもので。

「きさらぎ」とは日本古来の月名で、「和風月名」と呼ばれています。
1月は睦月(むつき)、3月は弥生(やよい)と呼ぶ言い方。
こうした言い方は古くからあり、奈良時代に書かれた「日本書紀」に「きさらぎ」や「やよい」などの言い方が記載されているのです。
昔のことばが現在まで残っているのですね。

ではなぜ「きさらぎ」というのでしょう。諸説ありますが一つは、まだ寒さが残っているので衣を更に重ね着する「衣更着(きぬさらぎ)」から「きさらぎ」になったという説。
しかし、これは俗説ともいわれています。
他に、(陽)気が発達する季節「気更来(きさらき)」、草木の芽が張り出す月「草木張月(くさきはりづき)」。

旧暦2月は季節的には新暦で3月。
ですから、このような徐々に春めいてくることを表すことばではないかという説もあります。

ところで、今は、「きさらぎ」は漢字で「如月」と書きます。
これは、紀元前二世紀頃の中国の辞書『爾雅(じが)』の中に「二月を如と為す」という記載があり、古く中国で2月のことを「如」と表していたことに由来しているのです。
「如」は本来「従う」という意味で、「ひとつが動き出すと次々に従って動き出す。その動き出す状態」。
つまり、自然や草木、動物など、全てが春に向かって動き出す月、ということで「如」をあてたとされます。

さて、「如月」以外にも旧暦2月をさすことばがあります。
「仲春(ちゅうしゅん)」
「雪消月(ゆきげづき)」
「梅見月(うめみづき)」
「初花月(はつはなづき)」など。

昔の人たちは冬から春に向かう様々な自然の様子で旧暦2月を例えたのですね。 
(参考:トクする日本語)

日本語ってやっぱり、すてきです。
自然をいっぱい感じてそれを言葉に、字にしたんです。

如月から弥生へ、春はそこまで来てますね。

(写真:月岡芳年・二月梅やしきの浮世絵)