2月 どうして「如月」とよぶのでしょうね?

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(浮世絵:月岡芳年・二月梅やしきの浮世絵)

 

 

今日から二月、如月です。

こんにちは。

平成30年(平成も今年で終わりですね)も、先日、正月を迎えたかと思ったら、1月、睦月も過あっという間に過ぎてしまいました。

月日が過ぎゆくのは、本当に早いですね!って思いませんか。

 

 

さて、「きさらぎ」など日本古来の各月の呼び名を、「和風月名」と呼びます。

1月は睦月(むつき)、3月は弥生(やよい)と呼ぶ言い方。

こうした言い方は古くからあり、奈良時代に書かれた「日本書紀」に「きさらぎ」や「やよい」などの言い方が記載されているのです。

和風月名に風情を感じるのは、その月にふさわしい呼び名だからこそです。

 

和風名月から日本人の美意識を感じますね。

なぜ「きさらぎ」と言うの?

ではなぜ「きさらぎ」というのでしょう。

諸説ありますが、一つは、まだ寒さが残っているので衣を更に重ね着する「衣更着(きぬさらぎ)」から「きさらぎ」になったという説。

しかし、これは俗説ともいわれています。

他に、(陽)気が発達する季節「気更来(きさらき)」。

草木の芽が張り出す月「草木張月(くさきはりづき)」。

旧暦2月は季節的には新暦で3月。

ですから、このような徐々に春めいてくることを表すことばではないかという説もあります。

 

 

どうして「如月」と書くの?

ところで、今は、「きさらぎ」は漢字で「如月」と書きます。

これは、紀元前二世紀頃の中国の辞書『爾雅(じが)』の中に「二月を如と為す」という記載があり、古く中国で2月のことを「如」と表していたことに由来しているのです。

「如」は本来「従う」という意味で、「ひとつが動き出すと次々に従って動き出す。その動き出す状態」。

つまり、自然や草木、動物など、全てが春に向かって動き出す月、ということで「如」をあてたとされます。

 

他の2月のいい方は

さて、「如月」以外にも旧暦2月をさすことばがあります。

「仲春(ちゅうしゅん)」
「雪消月(ゆきげづき)」
「梅見月(うめみづき)」
「初花月(はつはなづき)」など。

昔の人たちは冬から春に向かう様々な自然の様子で旧暦2月を例えたのですね。
(参考:トクする日本語)

 

1年の「年(とし)」は、もともと「稲(とし)」だった

和風名月の起源ははっきりしていませんが、その由来には諸説あります。

なかでも最も注目したいのが、農事すなわち稲作サイクルに起源を求める説です。

それは、12か月を示す「年」という語自体が本来、時間や年齢のほか、「穀物」や「稲」「稲の実り」といった意味を持っているからです。

かつては「稲」を「とし」と読んでおり、穀物や稲を収穫するまでの一連の農業サイクルが転じて時間の単位である「年(とし)」に変化していったそうです。

 

ありがとうございます。

如月の如という漢字は、祝詞をあげる巫女さんもあらわしているそうです。

旧暦では、2月4日(春分)が正月なので、一年の神意を聞こうとする、この感じがしっくりしませんか。

 

日本語ってやっぱり、素敵ですね。

自然をいっぱい感じてそれを言葉に、文字に現わしました。

睦月から如月へ、そしてもうじき弥生へ、春はそこまで来てますよ。

 

今日も最後までお読みいただきして、ありがとうございました。

如月、二月もあっという間でしょうが、いっぱい楽しみましょうね。

(旧文 2014,02,28 再編集)

 

参考
3月は、なぜ「弥生」と呼ぶのでしょうか。
4月は、なぜ「卯月」と呼ぶのでしょうか。

 



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