日本の伝統文化、「麻」のこと知ってますか。

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今日は、2014年に書いた「日本の伝統文化、麻の文化について」です。
麻というとどうしても誤解を生んでしまいますが、戦前まで日本各地で栽培されていました。
日本の古くから、生活のいたるところに使われていた麻。
でも、なくなってしまうかもしれない時代になってしまいました。
改めて、麻を知っていきたいと思います。

存続が危ない麻

 

国内の神具用大麻の生産農家は十数軒しかなく、存続が危ぶまれているといいます。

今年(2014年のこと)初めには、国産大麻を神具に使う伝統を守っている三重県内の神職らでつくる一般社団法人「伊勢麻」振興協会(同県伊勢市)が昨年十一月、しめ縄やおはらいの神具に大麻の茎を加工して使うため、県に栽培許可を申請しましたが、県は盗難防止策が不十分だとして、栽培を認めない方針だそうです。

昨秋、長野県や鳥取県で大麻を所持したとして大量の逮捕者が出たことを受け、三重県は大麻が盗まれるなどして流出するのを防ぐため不許可とした。

みなさんは、麻、と聞いて何を連想しますか。

実は日本において、麻といえば大麻のことでした。

大麻なんて言いますと、現代では禁句と言いますか、危ないもの、近づいてはいけないものというイメージがあります。

それどころか、「そんな危険なものと、日本の文化とどう関係があるの?」と怪訝な顔をされてしまうかもしれませんね。

ところが、大麻は日本の歴史と文化と伝統において、きわめて重要な役割を持つ素材でした。

たとえば、神社の神官の衣裳や、僧侶の夏の衣などは麻でつくられています。

麻は、日本人にとって、非常になじみのある素材だったのです。

しかし、1948年、大麻取締法という法案が国会で議決されました。

大麻といえば犯罪と結びつく麻薬のほうを指すようになってしまいました。

日本の伝統文化において重要な役割をはたしてきた麻が、それ以降、急速に衰退し消え失せようとしています。

文化的側面から、とても残念なことです。

 

和の心 2014040702

 

神道儀式に使われてきた麻

 

日本には、大麻神社という名の神社が、各地に600もあるそうです。

これらの神社は昔からある神社で、神道と大麻が切っても切れない深い関係にあったことの、まぎれもない証拠です。

神道儀式にも、麻は非常によく使われています。

たとえば、神さまをお迎えする依代(よりしろ)を神籬(ひもろぎ)といいますが、これはサカキという木に紙垂(かみしで)と麻をつけたものです。

また、お祓いをする際に、対象である人や物に向かって、左、右、左、と振る棒のようなものがありますが、このサカキの木に紙垂と麻をつけたものを「大麻(おおぬさ)」と呼びます。

神社には麻を奉納する、という習慣があります。

これは、綿でもなければ絹でもなく、必ず麻でした。

神社の神官の装束は、麻でつくられていますし、社殿前にある鈴のついた縄も、麻でできています。

このように、麻の文化と神道の伝統は、深いつながりをもっていたのです。

ところが、先ほどの大麻取締役法により、大麻や麻が危険なもの、うさん臭いものとして見なされるようになってしまいました。

このとき、大麻神社の名称も変更するべきだということも議論されたようです。

しかし、当時の神社庁は、それを断固拒否したのです。

なぜなら、麻や大麻は、わが日本の伝統である、皇室、神道、伝統文化を支える、儀式儀礼に使われる道具、供具(くぐ)をつくる素材です。

これを否定するということは、もう日本は日本でなくてもいいという意味になってしまう。

そう言って、当時の神社庁や関係者は、大麻神社という名称を変更しろという要求を受け付けませんでした。

ですから、宗教儀礼と大麻、というと少々うさん臭いと思われる方もいるかもしれませんが、そうではないのです。

麻は日本の伝統と一本化した神聖な素材であった、ということなのです。
(文:禅のこころ 和のこころ・篠田暢之)

 

 

麻のことはもっともっと知りたいです。

うさん臭いものではなく、とても神聖なものであることを、多くの人に知っていただきたいです。

先日も宮司さまから麻の束をいただきました。

神棚に祀りなさい、厄災を払っていただけますよ」と。

ありがとうございます。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

これからも浄住寺ともども、宜しくお願いいたします。

(旧文2014.04.07 再編成)

 

参考
八百万の神の国 「日本」
和の心 お社は自然と人間の聖なる出会いの場
感謝する心 「神道と日本人」より

 



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