日本の伝統文化、「麻」のこと ⑤

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


(歌川国貞「不知火諾右エ門横綱土俵入之図」(8代横綱))

 

日本の伝統文化 「麻」のこと⑤

 

こんにちは。

今日は、旧暦2月4日、大安(辛亥(かのと い))。

月齢は、2.6、ペーパームーン。

 

明日は春分の日。

春はすぐそこまで来ていますが、油断できない3月。

ぼたん雪の別名は、淡雪、綿雪、泡雪、かたびら雪、島根の方ではだんべら、というのだそうです。

平べったい雪らしい、やさしい呼び名ですね。

三月の雪は、気温が高いから、結晶どうしがくっつきやすくなって、ひらひらが、おおきくなるのだそうです。

わすれた頃にふる雪は、「わすれ雪」。

 

さて、今日は、私が大切にしたい麻のお話し5回目です。

 

麻はいろいろなものに使われてました。

 

麻は、さまざまな製品や道具をつくる素材として活用されてきました。

麻が油として使われていたってご存知でしたか。

亜麻の種を臼のようなものですりつぶして、粉になったものに火をつけると、2~3時間は火がつくそうです。

油がなかった時代、こうしたものが灯油代わりとして使われていました。

驚くべきことに、この亜麻の種でつけた火は、雨の中でも着えません。

そのため、雨の中で火が必要なときや、夜の漁にも大いに活用されていました。

 

また、亜麻の種だけでなく、亜麻でつくった亜麻縄に火をつけると、雨のなかでも火を保つことができたそうです。

縄でつくった松明のようなものです。

今で言うなら街灯になったということでしょうね。

 


(作者不詳「相撲絵 小錦八十吉」)

 

横綱の化粧回しの縄は麻縄

 

また、横綱の化粧回しの縄は麻縄ですし、弓弦(ゆみづる)も麻縄です。

この麻でできた弓弦は、非常に強靭なものです。

たとえば、戦争になって矢を射るときに、この麻縄でできた弓に水をパッとかける。

そうすると、さらにより強くなる。

何度引いても、擦り切れなくなるのだそうです。

このように昔から、麻は、生活のための道具や伝統文化の一部として、広く利用されてきたのですね。

 

ありがとうございます。

 

麻は本当にいろいろなものに使われてきました。

根、葉っぱ、花、果実、すべてを何かに利用することができます。

根は土壌改良に、茎の芯は燃料にもなります。

葉っぱは、肥料や飼料、茎の皮は繊維や糸に。

油は食用や医療に、種は栄養価のの高い食料や化粧品になります。

日本では、昔、麻をお米と同じように栽培して、いろいろと利用してきました。

ですが、第二次世界大戦後、麻の栽培が禁止となりました。

麻はとても丈夫で育ちやすく、栽培が容易で手をかける必要が、あまりありません。

これは、綿と大きく違い、綿の栽培のようにたくさんの農薬もいりません。

だから麻は、ほとんど有機です。

そんなありがたい麻の栽培が禁止されたのはなぜでしょうね。

石油に代わるといわれた麻だから・・・。

極端な言い方かもしれませんが、日本全土で麻を栽培したら石油燃料をかなり輸入しなくてすむかもしれませんね。

 

麻の実、とっても身体にいいから、おやつにいかがですか。

 

麻に関しては、まずは大きな誤解をなくすところからですね。

麻のお話はこちらからもどうぞ、一般社団法人「伊勢麻」振興協会

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

参考
日本の伝統文化、 「麻」のこと知ってますか
日本の伝統文化、 「麻」のこと2
日本の伝統文化、 「麻」のこと3
日本の伝統文化、 「麻」のこと4

 



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

スポンサードリンク
Translate »