和の心 20140507 粋2

粋(いき)と粋(すい)違い解りますか?

 

 

粋(いき)と粋(すい)違い解りますか?

先日、吉田光華さんの乙女文楽15周年の第一部で浪速鳶伝統保存会の方々の木遣り歌と梯子乗りを拝見しました。

 

 「おー!粋だなー。」と見ていた私。

その後、第四部で木津川先生が「江戸では粋(いき)上方では粋(すい)といいます」って。

学ばなければ。

もともとは「意気」と書き「心ばえ、気合い」などをいいましたが、様々な意味を持つようになり、精神だけでなく衣装風俗にも使われるようになります。
最初は男性に対して多く使いましたが、江戸後期になると主に女性に対して使われ、一種の美的理念を表すことばとして定着したのです。

辞書には「きっぷ、容姿、身なりなどがさっぱりとして、洗練されていて、しゃれた色気があること」とありますが、具体的にはどうでしょう?

 

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「粋」といえば深川。
特に深川の辰巳芸者は、冬でも裸足に下駄。
男まさりで羽織をまとい、そのきっぷのよさが粋の代表とされます。
また質素倹約のおふれが出ていた江戸では、縦縞や格子などの地味な柄、また地味ながらも技がきいた小紋などが好まれ、「四十八茶百鼠」といった茶色や鼠色などの渋い色と合わせ、どう上手く着こなすかが「粋」とされました。

さて、「いき」と「すい」の違いですが、Wikipediaでは、

いきは粋と表記されることが多いが、これは明治になってからのことで、上方の美意識である「粋(すい)」とは区別しなければならない。
上方の「粋(すい)」が恋愛や装飾などにおいて突き詰めた末に結晶される文化様式(結果としての、心中や絢爛豪華な振袖の着物など)、字のごとく純粋の「粋(すい)」であるのに対し、江戸における「いき」とは突き詰めない、上記で解説した異性間での緊張を常に緊張としておくために、突き放さず突き詰めず、常に距離を接近せしめることによって生まれると言われる。

 

和の心 2014050707

 



『守貞謾稿』には、「京坂は男女ともに艶麗優美を専らとし、かねて粋を欲す。江戸は意気を専らとして美を次として、風姿自づから異あり。これを花に比するに艶麗は牡丹なり。優美は桜花なり。粋と意気は梅なり。しかも京坂の粋は紅梅にして、江戸の意気は白梅に比して可ならん」と書かれている。

「いき」と「粋(すい)」の内容に大差はないという説もある。たとえば、『「いき」の構造』において九鬼周造は、「いき」と「粋(すい)」は同一の意味内容を持つと論じている。
また、「粋(すい)」という文字と「意気」の意味とが融合して、その後の「粋(いき)」へ繋がったという説もある。

んー、難しい、余計わからなくなった。

 

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そこで、このような説明を見つけました。

江戸の「いき」は吐く息に通じるそうで、不要なものはため込まず、サッパリ・スッキリとこそぎ落とすのだそうです。
引き算の美。
しかし、見えないところにお金をかけるのが江戸っ子。

それに対して、上方の「すい」は吸う息に通じ、何でも取り入れ、蓄積していく足し算の美。
着こなしも身のこなしも優雅にはんなりとやるのが二枚目。

 

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面白い。 
いかがですか、「いき」と「すい」解りましたか。

やっぱり日本って素敵ですね。

(写真:NPO法人浪速鳶伝統保存会より)
https://www.facebook.com/pages/NPO法人浪速鳶伝統保存会