能の世界、もっと身近に

 

 

能の世界、もっと身近に

 

 

SONY DSC

 



演者や愛好家の高齢化などで将来が心配される「能楽」
この「能楽」の普及に、関西の能楽堂があの手この手で取り組んでいます。

「能舞台に松と竹は描かれていますが、梅はどこに?」

京都市上京区の河村能楽堂では「能楽おもしろ講座」を主宰、このような質問が飛び出します。
「実は梅は描かれていません。花はお客さんに感じてもらうとういう考え方です。
そんな説明にみなさんは納得の表情。
講座は基本動作や謡の体験もあり、飽きさせません。

「能は室町時代のミュージカル」
面や装束を持ち出し説明していただくと興味津々、楽しいですね。

室町時代に大成した能は将軍がパトロンとなり保護されてきました。
明治以降は政府や財閥の関係者をはじめ、庶民も観賞したり謡や舞を習うなどしてきましたが、近年は演者らの高齢化が進み、愛好者減少とのこと。

怨念や嫉妬などの普遍的な感情が亡霊や鬼などによって吐露される能は今も通じる魅力でありますが、歌舞伎や文楽に比べて動きが少ないことなどから、「高尚で難解」と思われがち。
一方で「見てみたい」という若い人も目立つといい”橋渡しが”求められています。

夏の能楽堂の屋根の葺き替えで、3年間の改修工事を終える大阪の山本能楽堂は「開かれた能楽堂」を目指しています。
能や文楽、落語などを一晩で上映する「初心者のための上方伝統芸能ナイト」は平成18年の開始以来、好評です。
昨年は、英語でも上演されました。

改修を機にLED証明も常設化し、もともと野外にあった能楽堂が受けていた微妙な自然光を再現しました。

「世界遺産だからというのではなく、映画を見るような感覚で能を楽しんでもらい、気軽に利用してもらい、文化創造につなげてもらいた」山本能楽堂の方は親しまれる能楽堂づくりに懸命。

和の素敵では7月21日日曜日、山本能楽堂で、きもののアマネさんにお誘いいただき「和を楽しむ」催しを行います。
みなさん、ぜったいにお越しくださいね。
一緒に楽しましょう!