漢字のお勉強 「木」

 

 

漢字のお勉強 「木」

 

各地で梅雨入りのニュースが届いてますね。

暦の上では今日、6月11日が入梅。
梅雨は黴雨(ばいう)とも書かれます。

 

 

和の心 20140611 浮世絵 梅雨





黴はカビのこと。
カビが発生しやすい時期の長雨なので「黴」の字が当てられました。
ただ字面が良くないので「梅」に置き換え。
「梅」が用いられたのは、「ばい」という同じ音を持つだけではなく、梅の実が熟れるときの雨だから、という説が一般的です。

「木」はもっともメジャーな部首の一つです。

「木」は枝が張り出す木。

「果」は木の上に実がある形をかたどってます。
「未」は枝葉が茂る木。「仮借」で「いまだ」「まだ」の意で使います。
(仮借(かしゃ、かしゃく、假借)とは、漢字の造字法および用字法を説明する六書(りくしょ)の一つ。その語を表す字がないため、既存の同音あるいは類似音をもつ字を借りて表記することをいいます。当て字の一種だが、特に一字で表記し、定着して後まで伝わったものを指します。)

「本」は木の下の部分に線を引いて根元を示し、物事のはじめの意です。長いものを数える助数詞や、BOOKを「本」などと使うのは日本語の用法。

「未」は木の先端、梢に横線を置いたもの。
「林」は木が2本、「森」は木が3本。木が生い茂るところで、いずれも「会意」。
(会意(かいい、會意)とは、漢字の造字法である六書(りくしょ)の一つ。既成の象形文字または指事文字を組み合わせること。会意によって作られた漢字を会意文字(かいいもじ)といいます。)

「来」の旧字は「來」。実がたっぷりついたムギの姿をかたどり、「麦」の古い漢字。「来る」の意になったのはやはり「仮借」。
「株」のもとの字は「朱」。木の幹に印をつけた形で、木の株を表した。切り口の色の連想から、朱色の意味で用いられるようになったので、「木」をおいて置いて区別しました。

「梅」のもとの字は「甘+木」の「某」。「なにがし」「だれそれ」の意味で用いられるようになったので、「木」を加えて「楳」の字を作りました。「梅」は「楳」の異体字です。

漢字って、知っているようで何も知らないですね。
だから面白いんですね。

浮世絵はご存知、歌川広重作の、東海道五十三次、45番目の宿場である、庄野宿の浮世絵です。
梅雨、雨となるとこの一枚ですね。
直線的な雨がなんとも素敵ですね!