7月の京都といえば祇園祭、と、鱧

 

 

7月の京都といえば祇園祭、と、鱧

 

7月の京都は丸1ヶ月、祇園祭で明け暮れます。

 

その京都で話題になっているのが、150年ぶりに復活する「蛤御門の変」で焼失した「大船鉾」。

現在、山鉾巡航の取りを飾っている「船鉾」がありますが、この「大船鉾」は二回り程大きな鉾であったらしいのです。

 

 

和の心 20140706 大舟鉾

 

 

 

祇園祭は本来、鉾の巡行が前(さき)の祭と後の祭の二回あり、前の祭の掉尾を飾るのが現在残っている「船鉾」そして後の祭りの掉尾を飾るのが焼失した「大船鉾」でありました。
それぞれ「出陣」と「凱旋」を意味します。

 

今年は、49年ぶりに前祭(17日)と後祭(24日)の2回に分けて行われます。

 

「蛤御門の変」で焼失したのは本体だけ、御神体の「神功皇后の面」や調度品は焼失を免れていたのです。

 

例年に増してにぎわいそうですね。

 

そして、祇園祭に欠かせないのが鱧です。
「梅雨の水を飲んでうまくなる」というこの時期が旬です。
鋭い歯を持ち、よくかみつくことから「食む(はむ)」が変化してハモ。

 

生命力が強く、炎天下を瀬戸内海から運んでもまだ生きており、内陸の京都で食べられるようになりました。
道中、行商人が一服しているうちに逃げ出し、「京都の鱧は山でとれる」という笑い話もあります。

 

どう料理してもおいしいですが、葛をまぶして熱湯にくぐらせると花が開いたようになる牡丹鱧は、食通で知られた文豪・谷崎潤一郎も絶賛しました。

 

ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されて夏のスタミナ源が心配ですが、関西には鱧があります。
ただし高級魚なので代用品とはいえないですけど。