和の心 20140802 葉月2

八月をなぜ葉月と言うのでしょうか。

八月をなぜ葉月と言うのでしょうか。

 

旧暦8月を「葉月(はづき)」という。その語源には、いろいろの説があります。

 

和の心 20140802 葉月



有名なのは、葉が黄色く色づく頃だから「はづき」、または落葉が始まるから「葉落ち月」を縮めて「葉月」になったというもの。

稲穂が実る時期であるから「ほはり(穂張/穂発)づき」とか、南海上から「(南風)はえ」をもたらす台風が多くくるから「南風月(はえづき)」がもとになった、という説もあります。


雁(かり)が飛んで来始める時期だから、「初雁月(はつかりづき)」が「はづき」となった、というものもありますが、初雁といえば9月ですからこれは怪しいですね。

『日本書記』でも8月を「ハツキ」と読ませているので、呼称(音)としては古代から存在した言葉として考えられますが、なぜか和歌などにはハツキを詠んだものがないといいます。

それだけに由来の特定が難しく多くの説があるようですが、なぜ「葉」の字を当てたのか、そもそもハツキのハが葉なのかどうかすら、ほとんどわかっていないそうです。

今年の旧暦、八月朔日は8月25日。

現代水田における8月は、真っ蒼な色の葉月であります。

この色を単純に葉月の語源として捉えてしまいますと、古来日本人の感性とはまったく逆のものになってしまいます。


この奥ゆかしさが日本人の素晴らしさでございまして、近隣諸国も含めまして他国人には決して認められないアーティスト集団なのですね。

 

写真は落合芳幾:「よし原十二ヶ月の内」 「葉月」「松本楼しづか」

クーラーもない時代、今の9月頃とはいえ暑かったでしょうね。