漢字には日本の文化がいっぱい。

 

 

やっぱり漢字に学ぶことがいっぱいありますね。

今日は「示、ネ(しめすへん)」から。

 

「示」の甲骨文字は、アルファベットの「T」や郵便マークの「〒」のような形で、神を祭る祭壇に降りてきて教えを明らかにすると考えられたので「示」の意に用います。

 

 

和の心 20140828 祭壇

 

 

甲骨文字から増えた下部の「ゝ」は供え物の肉からしたたり落ちる血→祭器に注がれた酒のしずくと解釈されています。

(甲骨文字:中国・殷(商)の時代に行われた漢字書体の一つで、知られる限り最古の漢字。)

 

「祭」は肉(月)+手(又)」で、いけにえの肉を手で供える意から、祭礼など儀式を表します。

 

「禁」は「林+示」の会意。

無断立ち入りを禁じた、林に囲まれた神域を指します。

宮中を禁裏、禁中と呼ぶのがその名残りです。

 

「社」の「土」は土を盛った形。

土地の神を祭る宗廟(そうびょう)(中国において、氏族が先祖に対する祭祀を行う廟のこと。)を言いました。

「土」が「つち」の意で使われるようになったので、「ネ」を置いて区別しました。

周代には25戸ごとに集まりを作り、代表的な木を植えて土地の形代とする制度がありました。

その集まりを「社会」と呼びました。

 

 

和の心 20140828 神域

 

 

社会生活で必要とされる作法や習慣の礼儀、礼節などと用いる「礼」の旧字は「禮」。

「豊」は供え物の象形で、本来は神事の正しい作法を表しました。

感謝の気持ちを示す謝礼・礼状、敬意を表すお辞儀の礼などと用いるのは日本語の用法。

 

「福」の「冨」は酒つぼの形。

神に酒などを供え幸いを求めた。

また、お下がりとして供え物を食べて神からの恵みを感じました。

(文:産経新聞:杉村一郎の教育漢字考より)

 

小学校で漢字を学習しますが、このように、「何でこの漢字になったのか?」を同時に学ばしてもらえると、日本の文化も一緒に学べてとってもいいのではないでしょうか。

英語を教えることを否定はしませんが、その前にもっと教えることがいっぱいあるのに!