今宵は中秋の名月、お月見ですね。

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仲秋の名月

 

宋代随一の詩人、蘇軾(そしょく)は中秋の月を宝玉の皿にたとえた。

「暮雲収め尽くして清寒(せいかん)溢(あふ)れ 銀漢(ぎんかん)声無く玉盤(ぎょくばん)を転ず」。

日暮れの空から雲は消え去り、銀河にさえざえと光る月が音もなく昇った-。

今宵は詩の情景に劣らぬ「中秋の名月」を各地で拝めるでしょうか。

 

雨月・無月

 

せっかくの名月が、あいにくの雨模様だったら。

「雨月(うげつ)」か、よくて「無月(むげつ)」でしょうか。

雨月は雨で拝めない名月、無月は雲に阻まれた名月をいいます。

一字違いでも月の顔色は大違い。

さえた「朗月(ろうげつ)」は望めるでしょうか。

余談ながら「望(ぼう)」も満月を指します。

 

十三夜の月

 

近年は月見でだんらんのときを過ごす家族も減ったといいますが、季節の折り目は大事にしたいですね。

中秋の名月を仰いだ方は十三夜の月、「後(のち)の月」もお忘れないように。

どちらか一方の月見は「片月見」といって昔から災いを招く凶事とされました。

今年は10月6日ですよ。

 

月は、遠く離れた故郷や家族の面影をも映すらしいです。

「露は今夜より白し 月は是(こ)れ故郷のごとく明らかなり 弟有れども皆分散す 家の死生を問うべき無し」。

世の動乱などで都落ちした杜甫は、長安から遠い地でこう嘆きました。

散り散りになった兄弟の身の上を案じた詩です。

 

和の心 20140908 お団子

 

十五夜の前夜に昇る月を「待宵月(まつよいづき)」といいます。

今は耐え忍んで、月が満ちるのを待とう。

いつか家族が同じ空の下で、「玉盤」を仰ぎ見る日が来ると願いつつ。

雨月であれ無月であれ、はるか頭上の光が絶えることはないのだから。

(参考:産経抄)

 

ありがとうございます

 

月見団子にすすき。

揃ってますか。

今宵は風流を楽しいでくださいね。

 



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