華麗なるジャポニスム

 

今、京都市美術館で「華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美」が行われています(11月30日まで)。

めっちゃ、見に行きたい!

 

和の心 20141015 モネ

(着物をまとうカミーユ・モネ:クロード・モネ作)

 

しかし、ジャポニスムって何のこと?

Wikipediaによりますと、ジャポニズム(仏:Japonisume)、あるいはジャポニズム(英:Japnism)とは、ヨーロッパで見られた日本趣味のこと。

19世紀中ごろの万国博覧会へ出品などをきっかけに日本美術(浮世絵、琳派、工芸品など)が注目され、西洋の作家たちに大きな影響を与えました。

 

ジャポニスムの画家といえばモネ、ドガ、マネ、あるいはゴーギャン、ゴッホ・・・・と我々日本人に馴染み深い名前をたくさん挙げることができますが、実はそれは氷山の一角。

今でこそ彼らは近代西洋絵画を代表するビックネームですが、当時はそれほど大きな影響力を持っていませんでした。

現代の私たちはともすれば見落としがちですが、日本ブームを担っていた氷山の本体は、実は一般市民だったのです。

 

和の心 20141015 ルノワール 扇子を持つ少女

(団扇を持つ少女:ピエール=オーギュスト・ルノワール作)

 

1854年の開国前後から、欧米に渡った日本の美術工芸品の数は膨大なものでした。

中でも団扇と扇子の量は多く、たとえば明治5年(1872年)だけでもそれぞれ90万~100万本近く輸出されていることがわかっています。

 

日本ブームは1870年代~1900年代初頭まで、およそ30年続いたので、その数数千万本。

各家庭に常時、団扇が数本あったことになります。

浮世絵や屏風、工芸品などの数は把握できていませんが、同じく大量に輸出されたことは確かです。

単に芸術家たちが日本の品を愛好したというだけでこれほどの数量に上るとは考えにくいですね。

 

流行の担い手は、男性よりも女性でした。

当時のフランスには”ブードワール(婦人の私室)”という、女性や子どもがくつろぐ部屋があって、そうした空間を飾るのに日本美術はうってつけだったんです。

当時、大流行したビエール・ロティの小説「お菊さん」(1887年)にも”サロンン・ジャポネ(日本の間)”について模写が出てきます。

現代の女性たちが、たとえばレースで室内を飾るような感覚で、団扇や扇子、屏風を飾っていたわけです。

そしてそれらの大部分は、私的なものとして消費されていったと思われます。

つまり、現代の私たちがジャポニスムを考えるとき、影響の源として参照すべき多くのものは既に失われてしまっているということに留意しなければならないですね。

(参考:芸術新潮 2014.7号)

和の心 20141015 ベルト・モリゾ

(長椅子に寄りかかる2人の姉妹:ベルト・モリゾ作)

 

クールジャパン。

日本の素敵な工芸品など世界へ。

どうしてもアニメやコスプレが先にたってしまってますが、このジャポニスムを参考に今一度日本の素敵な品を海外へ。

さあ、和の素敵も頑張らなければ!