和の心 20141026 アールヌーボー

“ アール・ヌーボー、リターンズ ” ユーラシア大陸の極東と極西で花咲くもの。

 

 

アール・ヌーボーの影響が強く認められるこの陶芸は、

板谷波山という陶芸家の作品です。

 

フランスの作家たちが日本の浮世絵などと出会って、その作風に衝撃を受け、

自分の作品にも影響を受け、瞬く間にその時代の一世を風靡したアール・ヌーボーですが、

その洗練された作品に今度は日本の作家がアール・ヌーボーに影響を受け、

今までにない作品を作り始めました。

板谷波山さんの先品もそうです。

 

板谷波山さんは、アール・ヌーヴォー様式を自分の作風に取り入れ、

さらに東洋の古典意匠を融合させた図案や文様を、

卓越した彫刻技術と最新の釉薬技術によって色彩豊かに表現しました。

 

板谷波山は、明治後期から対象にかけて精力的に制作した陶芸家です。

先日、篠山市の兵庫陶芸美術館で開催中の「没後50年 近代代陶芸の巨匠 板谷波山展」に、

葉室さんと一緒に行ってきました。

 

板谷波山展チケット

 

とても良かったです。

明治以降の近代陶芸がどのような流れであったか。

それを板谷波山さんの作品の歴史でよくわかりました。

 

もう一つ、板谷波山さんと言えば「葆光彩磁」を完成させた作家として有名です。

 

 板谷1

 

葆光彩磁」とは、光沢を隠すこと、物の境界の線をやわらかく、薄く描くことを意味し、

独特のマット釉(つや消し釉)を用い、淡い幻想的 な色彩を醸し出す陶器のことです。

アール・ヌーボー様式の作品にも活かされています。