赤茶色の顔料「丹土(につち)」の色ってご存知ですか?

 

 

大規模修理を終えた世界遺産・平等院鳳凰(ほうおう)堂(京都府宇治市)で30日、新たに設置された発光ダイオード(LED)照明によるライトアップが行われました。

この日限りの催しで、夜間拝観に招かれた市民らからは歓声が上がっていました。

 

和の心 20141031 平等院

 

創建当初の平安時代の趣を取り戻すため、柱などに塗り直した赤茶色の顔料「丹土(につち)」の色がより自然に見えるよう照明器具を開発したそうです。

池の水面にも鳳凰堂が美しく映り込むよう配慮されました。

行ってみたかったですね、幻想のなかの平等院、美しかったでしょうね。

 

さて、「丹土(につち)」の色ってご存知ですか。

 

丹土、たんど、はにとも言います。

一般に「赤土」のことで、「丹」と「朱」は同義語で赤色を示します。

神社の朱塗りの柱などに用いられるのは水銀朱。

水銀朱は硫黄と水銀を化合した「赤土(辰砂)」で朱はこの辰砂(しんしゃ)を粉砕して採取したものだそうです。

水銀朱はきわめて貴重なものであったために普通はベンガラが使用されていました。

 

和の心 20141031 丹土1

 

「赤」は「大」+「火」の会意文字であり、大いに燃える火の色をあらわし「火」のように罪や穢れを祓い清めて悪霊を防ぎ追いはらう呪力を持つとされています。

だから、平安時代の神社には丹土の顔料をもちいた、赤、朱の柱が多いのですね。

 

奈良、吉野地方が早くから神仙世界とされてきたのは、この丹土を産出するためと言われています。

 

また、神功皇后が熊襲、新羅を征伐に向かう途中、神様のお告げを受けました。

「この方向の神の住んでいるところに丹土がある、この土で船や鎧、武器を赤く塗り、敵と戦えば必ず勝利する。」というものでした。

そこで神功皇后はこの場所に行幸され、ここに行宮を建てこの地に湧き出る清水で身を清め、丹生津姫命より丹土を授けられたといわれています。

 

和の心 20141031 丹生

 

「丹土」、奥が深すぎる。

調べていくと、まだまだ知らないことがいっぱい。

丹生川上神社も関係してるんでしょうね。

また、調べてみます。

 

私はこの「朱」の色が大好きです。

神社へ行くと落ち着くのは、この「朱」に囲まれるからかもしれません。