茶道に国境なし

 

 

米ニューヨーク市郊外にある美術館で先日、茶道の催しを取材しました。

日本から持ち込まれた香ばしい茶が入ったつぼをうやうやしく開封した後、抹茶を厳かに頂くという「口切りの茶事」。

茶道に携わる者でもなかなか見ることができないものですが、邦人数十人が見守る中、はかま姿の米国人茶道愛好家が見事なお点前を披露してくれました。

 

和の心 20141218 NY茶道1

(写真は本文とか関係ありません:http://kenjinjuku.blog76.fc2.com/blog-entry-70.html)

 

日本人でありながら当方が見とれるほど壮観な手つき。

後ろには「松樹千季翠」の掛け軸が掛けられ、抹茶を頂きながらすがすがしい気分にさせられました。

 

会場には、両手で持ち上げるのが難しいほど重い臼も持ち込まれ、茶葉を抹茶にする工程も初めて見ました。

 

この愛好家は私邸に、日本人でも持っていない茶道具を多数所持しているといい「日本文化を背負う自分が消え入りたくなる」(邦人男性)との声も出ていました。

茶会はマンハッタン地区の日系ホテル内でも時折、行われています。

 

先日取材した際は、別の米国人の茶道愛好家を日本駐在時代に指導したという女性師範も参加。

茶道が結ぶ“縁”の素晴らしさを垣間見ることができました。

この茶会には、日本から一緒に訪れたという女性師範の社中、数十人も参加しておられ、心を一つにして素晴らしい茶会を作りあげるという茶道の精神に心底、感銘しました。

(文:黒沢潤:産経ニュース:http://www.sankei.com/world/news/141217/wor1412170018-n1.html)

 

和の心 20141218 NY茶道2

(写真は本文と関係ありません:http://blogs.yahoo.co.jp/hibachi99/40403332.html)

 

茶道だけでないでしょうが、和の事とは、すべてがおもてなしでつくられており、お招き側もお客さまも一緒になってその時を楽しむ。

これにつきるのではないでしょうか。

だから、お招き側の心づくしに、お客さまも心を一つに出来るのでしょうね。

 

やっぱり和の心は素敵ですね!

(追伸:この茶臼欲しい、どこで買えるのだろうか?)