なぜ鏡餅には「みかん」がのってるの?

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お正月、室内に飾るものと言えば「鏡餅」。

大小重ねられた丸いお餅の上に、ちょこんとみかんが載っているのが定番スタイルですが、そもそもなぜ鏡餅のトップにみかんが載っているかご存知でしょうか?

 

実は鏡餅にはみかんではなく橙(ダイダイ)という果物を使うのが正しい形。

橙は昔、お菓子の神様と言われた「田道間守命(たじまもりのみこと)」が天皇に不老不死の薬を献上しようと中国から持ち帰った果物。

長く続く強い命の象徴として、手に入りにくい橙の代わりに、みかんが用いられているのです。

 

橙(ダイダイ)は大きくなるまで木から落ちないことから「家が長く繁栄し続ける」、ダイダイにかけて「代々家が栄える」という意味合いも持ち、とても縁起の良い果物。

お正月にはぴったりですね。

ちなみに鏡餅が丸いのは、心臓を象徴している、夫婦円満の願い、三種の神器の一つである銅鏡の形を模しているなど様々な説があります。

一般的な鏡開きの日である1月11日までその姿からパワーを頂き、11日になったら刃物は使わず木槌などで叩いて割って(鏡を開く)お雑煮やお汁粉でいただきましょう。

年神様の力を体内に入れることで、一年元気に過ごせるそうですよ。

(文・写真: AllAboutMedical:上村 由紀子)

 

また、他の飾り付けのそれぞれに意味は、

◆干し柿・・・真ん中に6個、両端に各2個あることから「外にはニコニコ、中(仲)睦まじく」の意味

◆裏白(うらじろ)・・・心に裏表がない清廉潔白を表す

◆昆布・・・喜ぶや子生(こぶ)に通じる

◆御幣・・・清浄を表す

 

和の素敵 20150103 干し柿

 

それでは、鏡開きとは?

正月の間に供えていた鏡餅を下げて、割り砕いて無病息災と延命を祈願し、汁粉や雑煮などにして食べる習慣のことです。

鏡餅をこま切れにする場合は「お供え物に刃を掛けてはならない」という習わしがあることから、包丁などで切らず手で割ったり木槌などで割ります。

その起源は鏡開きの風習の発祥である武家社会において、「餅を刃物で切るのは切腹を連想させる」ということから手で割ったり木槌で割ったりし、慶事なので「割る」という語は縁起が良くないために避けて、「開く」という語に置き換えて使われています。

一般的には1月11日に行われますが、京都など関西地方の一部や社寺では1月4日に行うところがあります。

そもそも鏡餅とは、その年の神様への神饌物として奉納したことに由来しています。

神様と人を仲介するものであり、1年間の幸せを願う「晴れの日」に神前に捧げた餅をみんなで分け合って食べることで、神様からの祝福を受けようという信仰・文化の名残りなのです。

つまり、鏡餅は神様にお供えしてからいただく尊い餅といえます。

「お供え」が鏡餅の別名となっているのはこうしたことに由来しています。

では、なぜ重ねた餅を鏡餅と呼ぶようになったのでしょうか。

ひとつには、丸い餅の形が昔の銅鏡に似ていることからです。

その形は三種の神器を形取っているといわれ、古来から、鏡は神様が宿るところとされていました。

餅は鏡(八咫鏡)・橙は玉(八尺瓊曲玉)・干し柿は剣(天叢雲剣)を表しています。

 

日本の習慣、やっぱり奥が深いですね。

今では、知らないことばかりですね。

学ばなければ、今年も学びの一年ですね。

 

 



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