和の心 20150110 絶景

和のこころ  日本人は国土を大切にしてきた

 

 

日本人は世界的にみて国土を大切にする心情が強い。

 

ただし、これは現在の日本人はという意味ではなく、この列島に生活した過去からの総体としての日本人は国土を大切にするということであり、特に長く続いた農業時代の日本人が大切にし、今日に伝えたのが、日本の国土である。

 

世界を旅した人によってしばしばいわれることがあるが、海の幸、山の幸、野の幸、日本の食べ物は世界一おいしい。

 

おいしい食べ物を生みだす国土は、祖先たちの努力によって得られたものである。

 

海の幸を生みだす力も、山の木々の緑のよって得られるということが、今ではわかっている。

 

つまり、われわれの祖先が行ってきた山の木を守るという行為が、日本列島近海に世界最大の漁場を生みだしたのである。

 

今、得られている日本の食べ物のすばらしさは、われわれの祖先の努力によるものなのである。

 

このような努力をなぜするのか、その根底にあるものは何かといえば、それは自然を神とし、尊崇するという信仰である。

 

この列島に住んだ人々の長きにわたる努力の結果、わが国土は世界のどの文明国よりも緑におおわれている。

 

(中略)

 

したがって、日本人は初詣に鎮守の森、すなわち氏神(うじがみ)へと参る。

 

氏神のことを産土神(うぶすなのかみ)ともいい、初詣というと産土神がまつられている鎮守の森に参るのである。

 

すると日本人はリセットされ、リフレッシュする。

(文:神道 日本人のこころのいとなみ・白山芳太郎)
(写真:成川美術館のブログ:http://blog.livedoor.jp/narukawamuseum/archives/1103088.html)

 

 

祖先が行ってきた恩恵を今の時代、いったいどうなってしまっているのでしょうか。

新年に陛下が申された「今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」、このようなことを改めて今のみなさんに知っていただき考えていただきたいとのお言葉ではないでしょうか。

今こそ、一人一人が延々と続いてきたこの国の祖先に感謝し、自然への尊崇をわすれずに、これからのために行うことがいっぱいあるのではないでしょか。

その心が和のこころと思います。