和の心 20150118 古を

古(いにしえ)を稽(かんが)へて今を照らす

 

 

昔のことを参考にして、今日のあり方を考へる。

経験を通じて、反省の資とする。

人生はそうしたものである。

 

古事記序文には

「歩驟各々異に、文質同じからずと雖も、古へを稽へて、以て風猷を既に頽れたるに繩(ただ)し、今を照らして以て典教を絶えなむと欲するに、補はずといふこと莫し」とある。

 

その一節を採ったものである。

前文の意味は、時代と共に文化の進み方には速いこともあるし、遅いこともある。

いづれにしても、その時代の文化の発展のためには、過去の日本の文化を考へ、その反省の上に立って今後の在り方を見通すべきである。

時代の道徳・風俗の衰えも、古のこと(伝統)を考へ、、今日の在り方と対比して、教への基本とすべきであるといふのである。

今日のやうに、我が伝統を反古紙のやうに捨て、何でも彼でも外国のものといえば飛び付く時代の文化、風俗に対して、この言葉は簡なりといへど一大痛棒だといへよう。

(文:神道百言:岡田米夫)

 

古事記編纂の時代より、今日のあり方は、昔のことを参考にするべしと語られています。

元明天皇や太安万侶が今の世を見たらなんとおっしゃるでしょうね。

いや、常世の国からご覧になっていらっしゃるかもしれませんね。

 

今だからこそ、もっともっと日本の文化を大切にしなければならないと思います。

素敵なことがいっぱいの日本文化を。

(写真:古事記編さん1300年:http://kojiki.gozaru.jp/sub/003.htm